★島田荘司。  『占星術殺人事件』

前半まさに青息吐息・・・・;;;^^)
しかし、これは名作と言われるものなのだから、借りたと公開した以上
とにもかくにも読み切らなければ・・・・
初御手洗だし!
というわけなので、御手洗さんと石岡さんの笑えるやりとりとか、
メイントリックとそのきっかけになったこととか、犯人は誰かとか
そういうところ以外はほとんど頭に入っていない。
トリックのたとえをダンナに話してみたが、イマイチわからない様子。

なんというか、狐につままれたような、というのが正直な読後感。
ど、どないしょ・・・こんな感想。
でも書評じゃないからいっか。

島田氏の作品は、たぶん2冊目か3冊目だと思う。
特に(怖くて)泣きたいくらいだった、印象的な『奇想、天を動かす』
・・・・今読んだら、たぶん全然印象が違うんだろうな。
読みたいけど、家のどこにあるかわからん状態(爆)

追加。他のサイトでの感想を見て思い出したのだけど、ホームズものの
『まだらの紐』に関するところ、好きです。
2001年08月30日(木)
本屋徘徊。購入本二冊。

パソコン関係の本が欲しくて本屋に行ったが、新刊の平積みを
素通りできなかった;;^^)
ハードは見るだけで済ませたが、新書はだめだったのだ。
あーあ、たまってるのになあ、未読。

購入本
『月蝕の窓』篠田真由美←楽しみにしていた建築探偵モノ
『人形はライブハウスで推理する』我孫子武丸←楽しみにしていた人形モノ

『占星術殺人事件』大苦戦中・・・・読めるのか?
2001年08月29日(水)
★東野圭吾。 『仮面山荘殺人事件』

再読である。
実家においてあり、ずいぶん前に読んだので、そのストーリーも
見開きを読んでもさっぱり思い出せない。
こういうことが日常に起きているのは、二度おいしいと喜ぶべきか、
二度がっかりとくやしがるべきか。
途中で思い出すかと思ったが、全然ダメだった。
つまり、最後まで楽しく読めたのである。めでたしめでたし。
犯人らしき影はなんとなく雰囲気があったが、そのストーリーの
結末には、たぶん最初に読んだ時のように驚愕。
大どんでん返しにたまげた・・・ってホントに覚えてなかった!
タイトルの意味をかみしめる次第である。

本当にかなりこのヒトの本は読んでいるのだが・・・
やっぱりもう一度全部再読すべき??
いや、誰彼かまわず、すぐ忘れるのだ・・・・おめでたい性格!
2001年08月28日(火)
★柄刀一。 『殺意は砂糖の右側に』

柄刀作品、『ifの迷宮』に続いて二作目挑戦。
(だって他の長いから・・・)
うーん、全然違った印象で、驚き。
軽く読める連作短編集の主人公は、知能指数190,生活能力0の
龍之介くん。
こういう設定はよくあるが、龍之介君は思いきり天才であるにも
関わらず、なんだかぽや〜んとしていて、それが良い感じ。
願わくばもう少し個性出してもよかったかなあ。光章さんも。
それにしても・・・世の中にはしらんことがたくさんあるものだ。
そういった専門的な謎が、いとも簡単に日常のすぐ隣にあるとは。
一番好きな作品「銀河はコップの内側に」。
子どもに見せたいし、自分も見たい、コップの中の銀河。
ペーパークロマトグラフィーが出るに当たっては、懐かしさを
通り越して笑ってしまった。あったあった、そういうの。

龍之介くんは、まだ再登場する雰囲気である。
長編など出ないかしら。
2001年08月27日(月)
図書館の日。借りた本、五冊。←控えめやん

最近読書量が落ちていて(というか夏休みはだらだらしてしまう)、
まあ五冊なら、読まずに返すくやしい思いをせずにすむかな、と
ちょびっと期待している。
(だめやったら大笑い)

今回借りた本。
 『占星術殺人事件』島田荘司←名作らしいがプレッシャーだ
 『蒼穹の昴』浅田次郎←上下巻だったのはプレッシャーだ
 『ねむりねずみ』近藤史恵←この人の本が読んでみたかった
 『猟奇の夏』宝生茜←新しい本のトコにあったので

どうなることやら。
2001年08月26日(日)
★東野圭吾。 『超・殺人事件』

色々なヒトから、「面白いよ」と勧められて、ワクワクしながら
読んだ。
もちろん、期待は裏切らない。
可笑しかったのは、「超理系殺人事件」。
ワタシはたぶん読み飛ばすので、大丈夫だと思う(笑)。
そのほかのも、読者を語った部分にはそれぞれ思い当たるところが
あって苦笑ものだったし、作家の苦悩も「あのことかな?」なんて
色々勝手に想像したりして、本当に楽しめた。
ちゃんと謎解きになっていて見事にだまされた「超犯人当て小説
殺人事件」もあったし・・・・
本当に、東野さんの手持ちカードの多さには、脱帽というしかない。
つうか、作家って大変なんですね・・・;;^^)

それにしても笑えるネーミング「小説金潮」・・・うぷぷぷぷ。
2001年08月25日(土)
◇さくらももこ。 『まるこだった』

「ちびまるこちゃん」けっこう好きである。
サザエさんの、ほとんど前時代的なほのぼの茶の間の雰囲気とは違い、
けっこうシュールなのが笑える。
時代を共有しているから、よけいに笑えるのか。
しかし、このヒトのエッセイは、まだ全部読んだ訳ではないが、
毒もある。
面白くて「ほんわか〜」としていたら、ぐさっとやられる感じ。
いや、すぱっと切られるのか?(まさにミステリキチの表現)
スパイスが利きすぎ?と思うときは、たぶん自分が元気じゃないとき
なのだろう。
それにしても、いつも思うのは、このヒトなんだってここまで素晴らしく
おこちゃま時代のことを記憶しているのだろう?
ワタシなんか、ほとんど断片的にしか覚えていない。
まあ、みんなが覚えていたら、みんなが本を出せるのだろうが・・・。

2001年08月24日(金)
★桐野夏生。 『OUT』

最初は怖くてどうなることかと思った(小心者)。
が、ドキドキしながら一気に読み終えた。
ミステリで言えば、この主人公とその回りの女性は明らかに追われる側。
そういうのはなかなか感情移入しにくいので、読み進まないのが常なの
だが、ちょっと前にやっていたテレビドラマをちらっと見たことがあり、
イメージが勝手に動き出した感じで、なめらかに読めた。
それにしても・・・・登場人物たちはあまりにもリアルすぎて、傍観しか
出来ずにいた。

ドラマでは、主人公が田中美佐子さんで、ほかに渡辺えり子さんなどが
出ていた。
田中美佐子さんもけっこう凄みのある演技をしていたと記憶するが、
原作の雅子はもっとすごかった。
もちろんラストなどは全然違ったと思うし、なにしろ登場人物に原作に
ないひとがでてたんじゃなかったっけ??
事件に巻き込まれ、坂道を転がり落ち、崩れていく女性達がこのまま
どこへ行くのかなあ、と思いつつ壊れきった空虚な終わりを予想していた
のに、このラストの凄まじさはどうだ。
解き放たれ過ぎかも・・・・怖いくらいに。

怖いと言えば、例のシーンはリアルでめっちゃ読み飛ばした!
あの手の描写は、やっぱり苦手かも。
2001年08月23日(木)
★乃南アサ。 『花散る頃の殺人』

よそのサイトで、「久しぶりの音道貴子!」というフレーズを
見かけた直後に、図書館で発見。
すぐに借りたが、よく考えてみると、これは先に読んだ『鎖』と
『凍える牙』とのちょうど間の出来事をつづった、連作短編集。
「ひさしぶり」というのは、文庫で新刊が出た、という意味だったのだ。
相変わらず、彼女は頑張って走り回って生きている。
いっぱいいっぱいのリアルな日常が、ささいだけれど奥の深い事件と交錯
して、次々に展開していく。
彼女のようにはなれないけれど、彼女の気持ちがわかるのは何故だろう?
同じオンナだから、という単純な理由だけではあるまい。

表題作「花散る頃の殺人」は、哀しく、切ない。
2001年08月22日(水)
図書館の日。借りた本三冊。

・・・といっても、実家に帰省前に寄った時に、大急ぎで借りたので
ワタシにしてはめずらしく控えめに、三冊だ。
しかも、体調が底抜けに悪く、脳貧血を起こしかけた。
そんなのなのに、本借りるなああ!
でも・・・借りたかったんだ。
「花散る頃の殺人」乃南アサ、今度いつ店頭もとい図書館頭?に並ぶか
解らない。
(と思ったら、先日文庫で発売されていた。汗〜〜〜)
借りた本は、以下の通り。
 
 『花散る頃の殺人』乃南アサ
 『OUT』桐野夏生
 『まる子だった』さくらももこ

すでに借りてから10日たつので、返すのは今週末。
一冊は読んだから、楽勝??? 
2001年08月21日(火)
★鯨統一郎。 『隕石誘拐』

以前ちょっといま一つ乗り切れなかったので、もう一度、この人の
別の本にチャレンジの意味で借りた、「隕石誘拐」。
一体どんな意味なのか・・・読み進むうちに、前回のとまったく
作風というか受けるイメージが違うことに驚く。
テーマは宮沢賢治。
彼の多くの童話や物語をひもときながら、「ダイヤ」の行方を追う、
一種の歴史謎解き物にサスペンスが合体したような感じだ。
感想は・・・ううーむ。
宮沢賢治の童話はあまり数を読んでいないし、読み手のワタシ自身がその人と
なりや思想を理解するところまでいっていないので、ちょっと難しかったか。
リアリティという点では抵抗も少しあった。
でも・・・大人の童話なのかも?

登場人物の息子の名前が、虹野(コウヤ)。
ちょっと素敵な名前ではある。
2001年08月19日(日)
★今邑彩。 『七人の中にいる』

ふと手にとった、図書館の文庫本。
タイトルにも惹かれた。内容がそのまま、タイトル。
しかし、読み終わってみると、深いタイトル。

こと犯人当てに関しては、疑り深いので作者の意図がちらちら見えて
しまったが、それをストーリーの骨太さが補う。
後半主人公の書き込みがもう少しあったらな?
それともこれも作者の意図的な仕掛けなのかな?

犯人のココロが救われて良かった。
じゃないと、哀しすぎる。
2001年08月10日(金)
★東野圭吾。 『毒笑小説』

最近、この人のお笑いに走っているかも(笑)
それにしても、笑えたのは「ホームアローンじいさん」。
内容は題名から推察できるとしても、それを上回って笑いがやってくる。
そして、にやっとさせる「手作りマダム」。
実体験に基づいているそうだが(解説より)、わかるんだよねえ。
誰もが感じていることだからこそ、笑いは生まれるのだ。
もちろん、この短編集「笑い」一辺倒だけではなく、「つぐない」などは
じーんと来たし、「エンジェル」は星新一を思わせた。

また巻末の京極夏彦さんとの対談も楽しかった。
・・・もう一度、「秘密」を読み返そうかな?
2001年08月08日(水)
◇おじゃる丸のまったり人生のススメ2。(犬丸りん)

1がなかったので、2を借りた(ありがち)。
おじゃる丸は、実に深いふか〜い番組であることは、もうかなり
知れ渡っているらしい。
N○Kの10分アニメは、一年くらいでほかの番組にどんどん変わって
きたが、この「おじゃる丸」かなり長い。
もちろん途中声優さんが変わったりしたこともあり、どうなることかと
思ったが、なんとかがんばっている。
「まったり人生のススメ」は、テレビアニメのストーリーを一話ごとに
まとめたものだが、その合間あいまのイラストや、キャラの紹介、
作者の言葉などが見たくて借りる気になったのだ。
インタビューやQ&Aなどは、なかなか興味深い。
癒し系キャラ、と言われるが、おじゃるの魅力はその個性的な脇役達に
ある。それぞれみんな、いろんな人(ムシその他生き物)が集まって
それなりにがんばっている。
お気に入りは、もちろん電書ボタルの電ボ!
そして、ダンディなトミーさんがいいっす。
マニアなとこでは、星野のママと木下。
木下の話は、何度見ても号泣・・・・。

あっしまった、本の感想になってへんやん!
2001年08月06日(月)
★東野圭吾。 『名探偵の掟』

時間がかかったのは、いろいろ片手間に読んでいたから。←苦しい言い訳
でも、昨夜一気に読んだ。
「あっはっはっはっは!」
この一言につきる、感想は。
旦那がテレビのバラエティ番組を見てクスクス笑っているすぐ側で、
文庫本を読みながらクスクス笑っているワタシ・・・ちょっと変?
だって、面白すぎる。
そしてえらいなあ、と思うのは、これだけ笑えてもばかばかしくないのだ。
そうよな、そうだわ、その通り。
どの短編もそう思いつつ、これはアレのことかな?これかな?なんて
想像しながら楽しめた。
どれも言い得て妙だけれど、解説にもあった通り、自分の作品の中で
次々とそれを検証し、成功しているというのが、やっぱりこの人ならでは。
ますます『超・殺人事件』が楽しみになってきた。←ツンドク本
2001年08月01日(水)
By ちゃいむ

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