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■ ソメイヨシノ短い命 背負いしに 咲いて散りゆき また咲いて散る
今年は、4月に入って気温の低い日が多かったからか、まだ桜が綺麗です。
でも、今の日本の花見を支えているソメイヨシノは、同じ株から生まれたクローンばかりで、病気に弱い。弱いというか、全部が同じ遺伝子だから、等しく病気に弱い、らしい。 確か成長が早いから、ソメイヨシノが生まれた江戸期以降、多く植樹されたとか。
でも、寿命は短く今咲き誇っている桜は60年ぐらい前に植樹されたもので、そろそろ寿命を迎えているとか。 ふ〜ん、60年前か、何年だろう?と思ったら、なんのことはない、私が生まれた年でした。 そうか、人間の60女は婆だけど、桜はあんなに美しいのか、と愕然としました。よし、次に生まれてくるときは桜がいい、なんてね。
それでソメイヨシノではなく、違う品種の桜を植えていこうという流れになっているらしいです。 ある病気がはやったときソメイヨシノなら全滅でも、そうでない品種なら生き延びることができる。そうやって「桜」という種を守っていく、ということ。それが多様性の意義なのだと思います。
きっと猫も、生きながらえるために、いろいろ妥協したり人間社会に溶け込めるように工夫したりしたのだろうなぁ。 うん、人間を調教する意味において、彼らに勝る存在はない、と密かに確信しています。
2017年04月16日(日)
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