にゃんことごはん
ごはん



 夏来たり 暑中お見舞い申し上げ 早速病院通いの仔ありて

梅雨が明けた途端、台風の影響の雨と風、のあと、猛暑。
早くも空調の登場となった我が家で、茶々の食欲がありません。

もともと、某レンレンのように「我が家の猫ご飯はオレが制覇するぜ」とばかりにがっつくタイプではなく、おっとり上品に少しずつ何回かに分けて食べる茶々。
それが食べるのは初回だけで、追加の何回か分は、ほかの仔が食べている様子。
食べる物が少ないから出すものも少ない、というので、痩せる前にと病院に行きました。

原因は歯肉炎。歯が痛くて、とりあえず少し食べて空腹が少し癒されると、あとは、食べたくなかった模様。血液検査の結果も問題なし。少し脱水気味なので、補液と抗生剤の注射をしてもらい、抗生剤の錠剤を処方してもらいました。

さて、茶々の病院通いですが、前に健康診断に行ったときも今回も、普段、鳴かない、鳴いても「る〜」とか細い声なのが、とにかく、にゃー、あおーと鳴き続け。
でも診察室に入ってキャリーから出ると、大人しくなります。

前回は、触診と歯石をとっただけなので、その間、診察台の上でくつろいでいるという大物振りを見せてくれました。
今回は抗生剤の注射と補液なのでどうだろう、と思いましたが、診察台の上で普通に座ったまま、威嚇することも嫌がることもなく、終えました。びっくり。

座った姿勢のまま補液させたのは、茶々が初です。
今までの仔は、ジュリナもあみっちもショーもキラもニャンも(ポッポは補液の経験なし)、犬で言うところの「伏せ」に近い蹲った姿勢でした。キラなんて、調子の戻った後半は威嚇しまくりでしたし。
茶々は前足をそろえて、きちんと座ったまま微動だにせず補液を終えて、先生も「いい仔ですねぇ」とびっくりした程です。

考えてみれば、出産経験がるのは茶々だけ。
友人曰く、おそらく最初の発情シーズンで妊娠した「ヤンママ」な茶々。出産後も、お子様気分で子猫たちがお乳をせがんでも、「なでろ」と友人に甘えていたそうです。今でも気分は女子高生で甘えたで気まぐれ。
でも、補液のときの堂々とした姿からは、使い古された言葉ではありますが「母は強し」な貫禄が窺えたのでした。

でも帰宅するまでのキャリーのなかでは、やはり、にゃーん、あおーと鳴き続けましたとさ。

2015年07月26日(日)



 台風がもたらす強風だけど 蒸し暑い夜 恵みの風と

雨は恵み、生き物の生命を支えるから。では風は?
なんてことを、ふと思う夏の夜です。

いやいや、この蒸し蒸しと暑い夜に、風が吹いてくれるのは、ほんとうにありがたいこと。とりあえず、風の通りだけはいい我が家、風さえあれば、暑さを凌げます。
いつも不思議なのですが、たとえば扇風機が風を作り出したとしても、それだけでは、それほど涼しくは感じないのに、風が通り抜けていく-文字通り、家の外から家の中を通り、また家の外へ抜けていくとき、外は当然、家の中よりも暑いときも多々あるのに、なぜか、少しは暑さがマシになるような気がするのです。

もっと乱暴な言い方をすると、暑さを遮ることのできない家の中にいるよりも、それなり空気の動く家の外にいたほうが、まだ、暑さを凌げる気がする……といった感じでしょうか?

扇風機が空気をかき混ぜても風を感じたりはしませんが、たとえ暑く深いな外気であっても自然に流れていく空気が、風、と呼ばれるのかもしれません。

最近、茶々はピアノカバーの下にいます。片付けようと思っていたダンボール箱を「ちょっとの間だけ」と思って置いたら、早速、隠れ家に認定されたようです。
ちょうどピアノカバーがのれんのようになっていて、茶々を隠してくれています。
かくして、片付けたいのに片付けられない物リストが増えていくのでした。

さて先日のこと。

突然、無性に、ザワークラウトを食べたくなり(でかいキャベツが1個、冷蔵庫の野菜室を塞いで邪魔だったこともあるのですが)、これも確か発酵食品だったはず、と調べてみると、案外、簡単に作れるらしいことが判明したので、調子に乗って作ってみました。

至って簡単。普通に千切りにしたキャベツを軽く塩もみして、ミネラルウォータをひたひたに。それだけ。あとは放置。たまに、千切りならぬ、百切りぐらい切りムラがあったりしても、問題なし。
私は広口の瓶を使って漬けたのですが、1週間ほどでザワークラウトになりました。

うあ、びっくり。こんなに簡単なんだ、というのが第一印象。
今までいろいろ損をしていた気分にさえなるほど、簡単でした。
さすが、こだわるところはこだわるけど、省くところは省くゲルマン民族らしい(←偏見ではなく、あくまでも個人的見解です)の発酵食品です。
その後、よくあるパターンで目下、はまっています。
意外と塩分控えめでもいけるのが、最近、血圧が気になるお年頃としては嬉しいところです。
そして夏の定番、サルサも完備。

焼いた肉に自家製サルサをぶっかけ、サブはザワークラウト、そしてカシャーサのオンザロック。週末の至福のとき。

そのせいで。
とうとう。
禁断の電子書籍に手を出してしまいました。

かろうじて端末購入には至りませんでしたが、なかなか営業時間内に本屋に行けず、行けても購入が確定している本を探すので精一杯のなか、読みたいと思いつつも手を出せていなかった本を、手軽に購入して読めるとなれば、そりゃあねぇ、という話です。

秋の夜長の前に、夏の短夜にも読書の流れ。

2015年07月18日(土)



 好きなもの 暑い夏の日 カシャーサ自家製サルサ辛いソムタム 

梅雨空などなんのその、キラちゃんは絶好調。
蒸し鶏しか食べなかった状態から、普通にフードを食べるようになってくれました。ただし、ウェットを少量付加する条件付。

おかげで、ほかの仔たちも、ウェットなしでは食べなくなった……けれど、それは、まあいいでしょう。おいしそうな匂いですものね。
なるべく完全食のウェットを使うようにすれば、そう問題はないでしょう。

あのまま食べなくなって、ショーちゃんのように痩せていくのかと怖かったけれど、もう大丈夫。ちゃんと治ることもあるのだと、改めて思いました。

仕事を抜けてきたために血液検査の結果を待たずにタクシーを拾おうと病院を後にした私を、先生が追いかけてきて「まだ全部の結果は出ていませんが、腎臓の数値は正常に戻ってます」と告げてくれた瞬間の喜びを、忘れることはできません。
暑くなってきたので、片付けていた“ショーちゃんの玉座”(夏になると、いつもショーが好んで寝ていたダンボール箱)を廊下に戻したから、ショーの機嫌がよくなって守ってくれたのかしら、なんてことを、ちらりと考えたり……。

さて、たまにはごはんならぬ、お酒の話でも。

夏になると飲みたくなるのが、カシャーサ。
ブラジルのお酒です。サトウキビを原料とするピンガと呼ばれる蒸留酒(カシャーサは銘柄名、たぶん)。
クラッシュアイスに注いで、砂糖と絞ったライムをぶっこんだカイピリーニャが有名ですが、私は面倒なのでオンザロックで飲んでます。独特の甘い香りが、好き。

パッシモも夏の味。赤い色がきれいで、ほのかに苦味のある甘さが特徴的なパッションフルーツのリキュールです。
甘いお酒は得意ではないはずなのですが、パッシモとグランマニエは別(グランマニエは、私の中では冬のお酒)。

そろそろ自家製サルサを作る季節になりました。蒸し暑いのは嫌ですが、夏には夏の楽しみがあって、それはそれでワクワクします。
青パパイヤの代わりにスイカの青いところで作るソムタムも、夏の定番メニュー。

今年は、エスニックなサンダルも新調したし、ドンと来い夏!

2015年07月12日(日)
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