にゃんことごはん
ごはん



 清潔と不潔

先日、とある席で、意外にも猫好き犬好きが多くペット談義に花が咲いた。

その気安さから、ついうっかり「うちの猫が、私の口をペロペロして起こすんだよねえ」とハートマーク飛びまくり状態で話をしたら、同席していた知り合いが「でも、猫ってお尻とか自分で舐めるんでしょ? そのあと舐められたら、って思わない?」と心底恐怖している顔で聞いてきた。

そうでしたね。うん。忘れていましたよ。

◆11月が終わるなあ。仕事とリュウのサッカーに明け暮れた一ヵ月だったなあ。やれやれ。

29日(金)
* 朝−雑炊(卵、じゃがいも、ブロッコリー、タマネギ)
* 夜−牡蠣鍋(ミズナ、ネギ、しいたけ、しらゆきたけ、朱鷺茸;味噌味)、鮪のカルパッチョwithベビーリーフとトマトのサラダ

30日(土)
* 朝−トマトスープ(トマト、じゃがいも、タマネギ)、チーズトースト
* 昼−パスタ(カルボナーラ;チーズ、ベーコン、タマネギ、牛乳)、卵と小松菜とワカメのスープ
* 夜1−ハヤシライス(牛肉、タマネギ、トマト、ニンジン)、グリーンサラダ(ブロッコリー、ベビーリーフ)
* 夜2−柿の葉寿司

2002年11月30日(土)



 甘ったれ練々の過去

練々は、とても人懐こくて甘ったれだ。

ポッポも甘ったれだけど、彼の場合は割と暢気に構えていて、人間が構ってくれるときに存分に甘える、というタイプ。なかなか珍しい猫だと思う。
ほかの猫はどれもこれもまあ猫らしく、自分の気が向いたときに「甘ったれてあげるんだから、構ってくれ」というのが多い。それでも、こちらの状況を読むのが、ニャンやキラリン。ひたすら自分の気分次第、というのが姫のジュリナ。
女王あみっちは滅多に甘ったれないし、私がほかのことに集中していたりすると、たいていさっといなくなる。
ショーは甘えてるんだかなんだかよくわからない感じで、スリスリと寄って来て、勝手に満足している。

そんななかで練々だけが、いつでもどこでもカモーン、という感じで、それに加えて自分からも甘えてくる。
練々は、エサやりさんから譲り受けた猫だ。あまりに懐こかったという話を聞いていたので、たぶんもとは飼い猫だったんだろうなあ、と予想される。

そして、練々は人間の食べ物に並々ならぬ関心を寄せる。
他の猫も、その日のメニューによって、もしくは自分の空腹具合によって、食卓に上がってきたりするが、練々は毎日、夕飯時になると食卓に鎮座する。
そしてお皿の上のものを、掠め取ろうと身構えるのだ。
まるで、人間の食卓は自分のご飯の場所だ、とでも言うように。

そんな練々は、朝、私が寝ているところにやってきて、クンクンと口元の匂いを嗅いでは、ペロペロと舐めてくれる。「練々!」と呼ぶとそっと膝に乗って、伸びをするように肩に前脚をかけ鼻先を私の顎にスリっとやる。

練々を見ていると、人間にベタベタに甘やかされて育った猫のように思えてならない。けれど、そんな猫を果たして捨てるものだろうか。
いったいどんな経緯があって、練々がエサ場にやってきたのか。
いつも、とても不思議だ。

それでも、朝になると私の口をペロペロと舐め、食事時には食卓でちんまり座っている練々を見ると、「ま、あんたは我家に来れてよかったってことだよね」と思う。ほんとに良かったのかどうかは、練々に聞いてみないとわからないことではあるが……。

◆リュウは転んだ拍子に膝にかなり深い傷を負い、左手首はぶつけたのか何か晴れ上がっている。身体が丈夫になって病院とは縁が切れると思った途端、怪我の連続でまた病院通い、とは男の子のお母さんがよく言うセリフだが。まったくもって、そのとおりだ……。でもって、相変わらず半袖だ。

26日(火)
* 朝−雑炊(卵、ネギ、鶏、大根←昨日の鍋の残り)
* 夜−穴子天丼、ポテトサラダ(キャベツ、キュウリ、ニンジン、タマネギ)、焼きトマト(チーズ)、ゴボウと大根と大根菜の味噌汁

27日(水)
* 朝−クリームスープ(じゃがいも、にんじん、マッシュルーム)、ソーセージ&プチトマトの炒め物
* 夜−パスタ(カルボナーラ)、鶏から揚げwithベビーリーフ、キャベツとソーセージのスープ

28日(木)
* 朝−ドリア(トマト、昨日のクリームスープの残り、チーズ)、卵と小松菜のスープ
* 夜−ロールキャベツと野菜のスープ(豚肉、タマネギ、大根、ブロッコリー、じゃがいも、赤ピーマン)、鶏手羽の甘酢餡かけ(ナガネギ)withベビーリーフ

2002年11月28日(木)



 まだ11月だよね?

思わずカレンダーを確かめたくなるほど、寒い。
とうとうソファではなくて、ミニホットカーペットにみんなが団子になり始める。

ニャンは毎夜、リュウのベッドに潜り込む。
ショーは私の掛け布団の間に潜り込む。その上に、明け方やってきたキラリンがのっかる。練々がのっかる。重い。

◆年内は仕事はあるものの、余裕のスケジュールのはずだった。なのに、どうして、なにゆえ、あたふたしているのだろう。いや、週末ごとにリュウの試合のお手伝いだのなんだの、という予定外もあるにはあったが。うーん、おかしい。

23日(土)
* 朝−豚肉とトマト煮こみ、高菜ご飯
* 昼−味噌ラーメン(キャベツ、タマネギ、ニンジン、チャーシュー)
* 夜−和風ハンバーグ(鶏ひき肉、ナガネギ、ゴボウ)withベビーリーフと焼きトマト、しいたけバター焼き、もやしと切り昆布と豚肉の炒め物、ジャガイモと揚げの味噌汁

24日(日)
* 朝−リゾット(チーズ、タマネギ)
* 昼(試合につき弁当)−お握り(梅干&大葉)、サンドイッチ2種(ポテトサラダと卵、ソーセージとベビーリーフ)
* 夜(外食)−握り寿司(しめ鯖、鮪、平目、ワラサ)、カボチャコロッケwithグリーンサラダ、蕪のキノコ餡かけ、カンベールの香り揚げ、鶏から揚げ卸しポンズ

25日(月)
* 朝−豚汁(里芋、大根、にんじん、こんにゃく、ナガネギ)
* 夜−水炊き(鶏肉、大根、春菊、ナガネギ、平茸、豆腐、平茸)、ブロッコリーと海老のサラダ(卵、マヨネーズ)

2002年11月25日(月)



 キラリンの尻尾騒動

キラリンの話題が続いているなあ(笑)。猫たちがなんかやらかしたり、目に付いたりするというのには、どうも周期があるような気がする。で、このところそれが、キラリンなのだ。

前にも書いたがキラリンの尻尾は、一度くるりと回転してから曲がっている。
非常に複雑な形をしているのだ。その形状ゆえに、いろいろなものをひっかけてくれるのだが、今回はスーパーやコンビニなどの買い物袋がひっかかった。

ガサガサという音にビックリしてキラリンが走る。ますます、ガサガサと音がする。キラリンにすれば、音がついてくるようなもので、パニックを起こす。
そのキラリンをみんなが追いかける。
ベッドの下にもぐりこんで、しばらくじっとしているうちに落ち着いた。
が、キラリンがちょっとでも身動きすると、ガサガサと音がするわけで……またも、キラリンは逃げ惑う。

なんとか捕まえて、袋を外そうとしたのだが、うまくいかなかった。
サイドボードの下に潜り込んだキラリンを再度捕まえて、取りあえずガサガサと大きな音を建てている袋部分を切り取った……ところで、キラリンがまた逃げた。
取っ手のところだけが、まだ尻尾にひっかかっている。
けれど、キラリンは本棚の裏側に入り込んで出てこない。

しばし休憩、しているうちに、こちらも眠くなってくる。
うとうとしていると、ダダダッとキラリンが走る音で目覚める。今度は、取っ手部分が胴体にスッポリはまってしまっている。
和室の物陰に逃げ込んだキラリンに声をかけながら、障害物をどける。あとずさるキラリンを引っ張り出して(あみっちだったら、無理だったろうと思う)、ようやく取っ手部分を外した。

キラリンはしばらく私の腕のなかで震えていた。
「怖かったね、もう大丈夫だよ」と撫でながら体を調べてみたけれど、ケガはしていなかった。
しばらく落ち着かない様子だったが、カリカリを食べ水を飲んだら、いつものキラリンの戻った。

◆毎月恒例の……で、調子が悪かった。もう一ヵ月たったのか、と毎月思うのだが、一ヵ月たっているんだよなあ。月日のたつのは早い。

19日(火)
* 朝−卵丼(春菊、タマネギ)、大根と揚げの味噌汁
* 夜1−鮪丼、ベビーリーフとスモークサーモンのサラダ、春雨の炒め物(豚肉、ピーマン、ネギ、ニンジン)、メカブと麩の澄まし汁
* 夜2−カツサンド

20日(水)
* 朝−トマト入り卵焼き、ソーセージ、大根と大根菜の味噌汁
* 夜−鶏もも肉のガーリックソテーwith春雨サラダ(キュウリ、ホタテ、タマネギ、赤ピーマン、香菜)、レンコンとベーコンの炒め物(タマネギ、パセリ)、ジャコとワカメの酢の物、卵スープ(もやし、ナガネギ、しょうが)

21日(木)
* 朝−雑炊(鶏、ナガネギ、ワカメ、ショウガ)
* 昼(球技大会だったのでお弁当)−お握り2個(桜海老と高菜巻き、梅干と大葉とスリゴマ)、サンドイッチ2種(ベーコンエッグとベビーリーフ、スモークサーモンとポテトサラダ)
* 夜1−鶏の竜田揚げwithパスタサラダ(キュウリ、タマネギ、ニンジン)、シュウマイ、ワカメスープ(大根菜、ナガネギ)
* 夜2−カップ麺(うどん)

22日(金)
* 朝−コロッケサンド(ベビーリーフ)、チキンスープ(ナガネギ、大根)
* 夜−豚肉のトマト煮(セロリ、ピーマン、タマネギ、ニンジン、にんにく、しょうが、チャービル)、ホタテとマッシュルームとポテトのグラタン、鶏手羽中の唐揚げwithブロッコリー

2002年11月22日(金)



 山猫キラリン

リュウが読むように小学生新聞をとっているのだが、その一面にイリオモテヤマネコの話が大きな写真付きで載っていた。

その写真をじっと見ていたリュウが、「ねえ、ママ。もしかして、キラリンってイリオモテヤマネコの血が混じっているんじゃない?」と言う。
いやそれは、ずっとご先祖を辿っていけば、どこかで繋がって入るかもしれないよねとは思うが、と、写真を覗いた。
似ていた。ちょうど、口を大きく開けて鳴いているのか、威嚇しているのか、そんな写真だ。ひときわ釣りあがった目と少し縦長に配置された鼻と口が、キラリンそっくり……いや、キラリンがそっくりなのか。

抱っこが好きで甘ったれなのに野性的な印象があるのは、この顔立ちのせいなのだ。

「ねえ、キラちゃん。ほんとは沖縄からきたんじゃないか?」とリュウが話し掛けると、キラリンは「遊んでくれるの?」とでも言うように、一回転して鉤型に曲がった尻尾をフリンフリンとさせていた。

◆メガネを壊してしまった。レンズに傷がついてしまったので、どうすることもできない。仕方なく新しいメガネをつくった。
何しろ裸眼で0.01という恐ろしい視力なのだ。どれぐらい恐ろしいかというと、旅行に行って温泉に入るときにメガネが必要なほど、だ。よく「なんで、お風呂のときまでメガネをかけてるの?」と笑われるのだが、「だって、見えないんだもの」。一歩、浴室に入ったとき、どこにカランがあってどこに浴槽があるのかさえ、見えないぐらいの視力なのだ。おまけに、目の形と質のせいで、コンタクトが馴染まない。
出来上がってきたのは、今風の小ぶりなフレームだ。作るときは思い切り不機嫌だったのだが(予定外の出費になったもので)、なかなかいい。たまには気分が変わっていいかも、とにんまりしている。

17日(日)
* 朝−ミックスベジタブル入り卵焼き、クリームスープ
* 昼(試合だったのでお弁当)−お握り3個(桜海老入り高菜巻き、鰆とスリゴマ、梅干とオカカ)、ドッグパン2個(ソーセージとベビーリーフ、ソーセージとサーモン入りポテト)
* 夜1−カレー南蛮うどん
* 夜2−高菜ご飯、鶏の唐揚げ、焼きトマト(チーズ)

18日(月)
* 朝−野菜スープ(キャペツ、タマネギ、コーン、にんじん)、ソーセージ、焼きトマト
* 夜−ネギの豚肉巻き揚げwithベビーリーフとプチトマト、ポテトとホタテのグラタン、ワカメと桜海老の煮物、麩とレンコンの澄まし汁

2002年11月18日(月)



 寒い季節の風物詩?−−猫団子

最近、夜になると暖房を入れるからか、それとも昼間の陽射しの関係か、ポッポが二人掛けのソファではなく、独り掛けのソファの暖房機に近いほうで寝るようになった。

当然、ジュリナもそこに寝る。これが基本形。
2匹でいっぱいいっぱいなのに、隙間にニャンがもぐりこむ。この時点でもう座面は猫で覆われ、背もたれの下三分の一が埋まる。

ここからは、隙間にキラリンがちんまりと収まる場合と、あみっちが割り込む場合がある。キラリンとあみっちが一緒に寝ることは少ない。
最後に練々が乗っかったりすると、もうソファだか猫のオブジェだかわからなくなる。

今のところ猫団子の最高記録は5匹。

ショーは決して団子に加わらないし、あみっちとジュリナとキラリンが3匹とも団子にいることも、まずない。
団子に加わっていない猫は、ミニホットカーペットか私が使っているミニあんかかリュウが使っているミニコタツで悠々と寝る。あるいは、ショーのようにみんなと離れて別のソファやダイニングチェアで丸くなっていたりする。

さて、7匹の猫団子が完成する日は来るのだろうか?

◆この週末も、リュウの試合のお手伝いやら何やら。早起きしてお弁当を作らなくてはならないというのが、一番のプレッシャーかもしれない。

13日(水)
* 朝−親子丼(鶏、卵、タマネギ、春菊)、ワカメとトマトの中華風スープ
* 夜−コロッケ(じゃがいも、タマネギ、豚挽き肉)with大根とコーンのサラダ、シュウマイ、切り昆布と切干大根と揚げの煮物、朧昆布と麩の澄まし汁

14日(木)
* 朝−餃子、ワカメと大根のスープ
* 夜−鰆の西京漬け、蒸し鶏とベビーリーフの酢味噌和え、茹で豚with焼きトマト、春菊とマイタケとナガネギの澄まし汁

15日(金)
* 朝−雑炊(ネギ、マイタケ、春菊、卵)
* 夜−鉄板焼き(牛カルビ、タマネギ、しいたけ、にんじん、ピーマン)、春菊の胡麻和え、ワカメのスープ

16日(土)
* 朝−他人丼(茹で豚、卵、タマネギ、春菊)、ワカメとネギの味噌汁
* 昼(弁当)−お握り三個(梅干と桜海老、鮭とスリゴマ、明太子)、ドッグパン二個(ソーセージ&ベビーリーフ、ソーセージ&ジャガイモ&タマネギ)
* 夜−鶏キモと野菜の煮物(大根、レンコン、しいたけ、里芋、にんじん)、鶏の唐揚げwithベビーリーフ、焼きトマト、マイタケと麩の澄まし汁(ナガネギ)

2002年11月16日(土)



 お相伴

夕飯のとき、好きそうな匂いがするとすかさずテーブルにあがってくるのが、ニャン、ショー、ポッポ、練々だ(あれれ? みんな男の子じゃないか)。

でも、彼らもいつもいつもというわけではなく、メニューによって微妙に顔ぶれが変わるのが面白い。
お魚系(干物とか、焼き魚とか)に目がないのが、ニャン、ポッポ、練々で、お肉系(焼肉とかローストしたチキンとかポークとか)に目がないのがショーと練々。つまり、練々はいつもテーブルの上にいるのだ(笑)。
テーブルに乗ってくる事はなくても、チーズ系の料理に敏感なのがキラリンで、ショーと「チーズ掠め率ナンバー1」の座を争っている。

さて、今日の夕飯のメニューに馬刺しがあった。鼻をヒクヒクさせながらやってくる練々。フンフンとその辺の匂いを嗅ぎながら馬刺しに近づいていく。
で、狙いを定め、そっと手が出る。
ここで「こら!」と阻止され、あわてて引っ込む。で、最初に戻り、鼻をヒクヒクさせ……となる。
何度か繰り返したところで小さな一切れをあげると、匂いを嗅ぎ、ちょっと舐め、それからおもむろに前脚の爪にひっかけてすくい上げるとパク。あとは、おいしそうに口の周りを舐めていた。

さて、そうなると納得できないのがショー。テーブルの上にあがって、しつこくしつこく練々の口の匂いを嗅ぎ、私の顔を見、練々の口の匂いを嗅ぐ。
「なんで、なんで、ボクの知らない間に、こんなおいしい匂いのものを!! なんでなんだよー」と責められているようで、今度は練々とショーにひと切れずつ。
双方、匂いを嗅ぎ、チョイとつついてパク。あとは満足そうにペロペロと毛づくろいをしていた。

そこにやってきたのが、ジュリナ姫。「わたしも、わたしも」と催促したものの、目の前に置かれた馬刺しに困ったような情けないような顔をして鳴いていた。が、そのうちテーブルを降りた。残った馬刺しはショーがおいしくいただいてしまった。

◆最近、リュウの食欲に食事の支度が追いつかないもので、小腹が空いたとき用にカップなしの即席麺を買った(丼に麺とスープを入れてお湯を注ぐ、というヤツ。昔々のチキンラーメンみたいな感じ。化学調味料を使ってない、ということで、体調が悪いときに化学調味料をとるとむくんでしまう私でも大丈夫かな、と思ったのだが、さてはて)。
通販で見つけたのだが、味は割とアッサリしていて悪くない。市販のカップ麺と比べてもそう高くはないし、まずまずと思っていたのだが、気がついたら予想以上に減っている。もともと休日のリュウのオヤツ用というつもりで買ったのに、いったいいつ食べているのだろう、と疑問に思っていたのだがこのたび解明した。
夕食後に食べていたのだ。使った丼は自分で洗ってしまっていたので、気づかなかった。しかし、あれだけ食べたあとに、ですかい? と思うと、呆れるよりも先に驚いてしまう。
リュウとしては言い訳もあり「普通のカップ麺は胸焼けしちゃうから晩ご飯の後にはあまり食べたくないんだけど、これは、あんまり胸焼けしないから、つい食べちゃう」。いいんだか、悪いんだか。
これでさらに、給食のとき余った牛乳をもらったから全部で三本飲んだとか、ご飯を二回もお替わりしたとか、みんなが残したパンだの果物を全部もらったとか……他所様と同じ給食費でいいんでしょうか、と毎月悩む母であった。

* 朝−雑炊(昨日の鍋の残り+卵、ネギ、しいたけ)←これだって、ラーメン丼ぐらいの量があります!と私は強調したい。
* 夜−馬刺しwithベビーリーフ、茹で豚と野菜の炒め物(大根、セロリ、タマネギ、春菊、マイタケ)、切り昆布と揚げの煮物、トマトとネギとワカメの中華風スープ

2002年11月12日(火)



 洗濯機が好きなのは

夏の間、蓋を開けたままの洗濯機の洗濯槽でよくニャンが昼寝をしていたが、さすがに寒くなってくると、それはなくなった。

その代わり、というわけでもないのだが、洗濯機を回すたびにいそいそとやってくるのがショー。彼は何をするかというと、防水バンを流れる水をひたすら眺めているのだ。
普段は排水ホースをそのまま排水管に接続しているので水は見えないのだが、先日、バンが汚れていたので排水ホースを外して水を流して掃除した。そうしたら、ショーが大喜びでずっと眺めていたのだ。
掃除が終わると排水ホースと排水管を再び接続したのだが、今度はショーが納得しない。「どーして、水が流れないのか」とでも言いたげな表情で「ピャーピャー」と鳴く。洗濯機のある洗面所のドアを閉めると、ドアをカリカリやりながら鳴く。

あまりのうるささに辟易して、とうとう排水ホースを再び排水管から外した。ショーは嬉しそうに尻尾をピンと立てて、いそいそと洗濯機にかぶりつく。洗濯が終わるまで、そこでじっとそうして水を眺めているのだ。
たまに、キラリンや練々が参加していたりするが、ショーの根気強さと熱心さには、今の所だれもかなわない。

当分、ショーの洗濯機かぶりつきは続きそうだ。

◆昨日、使い物にするケーキを買いに近所のケーキ屋さんまで行った。珍しくリュウが「ケーキを食べたい」と言うので、我家用にも4つ、いちごのタルト、洋梨のタルト、ミルフィーユ、モンブランを買って来た。ここのケーキは甘さの割にコッテリ感が少なくて、リュウのお気に入りなのだ。
リュウはいそいそとバニラフレーバの紅茶を入れて、ミルフィーユを食べた。そして、夕飯のあとニコニコしながらまた紅茶を入れてイチゴのタルトを食べた。その一時間後、ハーブティーをいれて洋梨のタルトを食べた。ダイエット中のケーキ好きが聞いたら、殺意を覚えそうな食べ方だ。
モンブランは私が半分だけ食べて、食べきれずに残ったのを今日食べたのだが、学校から帰宅したリュウは「あ、食べちゃったんだ」と残念そうにして、柿の種を食べた。

10日(日)
* 朝−ラーメン(ネギ、豚肉、モヤシ)
* 昼−秋刀魚の塩焼きwith大根おろし、鶏モツとジャガイモの煮付け、けんちん汁(大根、豚肉、サトイモ、こんにゃく、にんじん、ネギ)
* 夜−豚肉生姜焼きwithベビーリーフ、鶏肉とピーマン赤&青の炒め(タマネギ)、ゴボウとレンコンの煮物、大根と春菊と麩の澄まし汁

11日(月)
* 朝−親子丼(昨日の取り持つ煮付け+タマゴ、タマネギ)、ジャガイモと大根と小ネギの味噌汁
* 夜−モツ鍋(牛モツ=ハツ、レバー、センマイ、ハチノス、丸腸、ギャラ、キャベツ、ニラ、ネギ、ゴボウ、焼き豆腐)、切り昆布と豚肉と揚げの煮物

2002年11月11日(月)



 風呂の楽しみ

寒くなってくると、お風呂が楽しい。
読まなくてはならない仕事の資料や雑誌を持ち込んだりする。
浴槽の蓋を半分だけ開けて、上にバスタオルを敷いて読むのだ。
教えたわけでもないのに、この前リュウも同じようなことをして入っているのを知って笑ってしまった。

そうやってノンビリつかっていると、やってくるのがニャン。ひとしきりポンポンしたり、くねくねしたりしたあと香箱をつくって寛ぐ。
たまに、そのまま眠ってしまったりする。蓋の下はお湯だし、ほのかに温かくていいのだろう。

覗きには来るものの中に入ってこないのが、あみっちとキラリン。ドアを閉めてしまうと鳴くので、少し開けておくと隙間から覗いている。
たまにやってきて「ボクもボクも」とニャンの邪魔をするのが、ショーと練々。彼らがやってくると、にわかに浴室が騒がしくなる。ショーはかまってかまってと蓋に上がってくるし、練々は狭い浴室内を歩き回って手桶をひっくり返したりしてくれる。

そして、どんなときでも我関せずで寝ているのは、ポッポとジュリナなのだった。

◆昼頃の陽射しは暖かかったのに、日が傾いてくるにつれて風が冷たくなる。そろそろリュウのサッカー練習や試合のお当番に、万全の防寒態勢で臨まなくてはならなくなってきた。ちょっと前まで、日焼け対策に四苦八苦していたのが嘘のようだ。

8日(金)
* 朝−高菜ご飯、トマト入り卵焼き、ソーセージ、焼きトマト、揚げとジャガイモとタマネギの味噌汁
* 夜−牛スネ肉の煮込み(トマト、セロリ)、ホタテのガーリックソテーwithベビーリーフと焼きトマト もやしとベーコンとピーマン炒め、ゴボウとレンコンの煮物

9日(土)
* 朝−牛スネ肉の煮込みかけご飯(チーズ)、クリームスープ(マッシュルーム、タマネギ)
* 昼−親子丼、モヤシとニンジンのスープ
* 夜−ハヤシライス、キャベツとピーマンとニンジンのサラダ

2002年11月09日(土)



 冬支度?

11月に入って、急に寒くなったような気がする。

我家は古くてボロいマンションなのだが、どういうわけか天井が高く、夏は快適な代わり冬は足元が寒くて仕方がない。多少は隙間風の影響もあるのだと思う。何しろ古いので隙間風入りまくりなのだ。
5年ぐらい前に、給排水管の工事をするために床を剥がしたとき防音床材にしたのだが、床暖房にするのはうっかり忘れていた。何しろ工事をしたのは、夏真っ盛りの時期だったもので。
だもんで、割と早くから炬燵を出してぬくぬくするのが我家恒例の冬支度だった。

が、さすがに11月から炬燵を出してしまうと、なあんにもせずに炬燵虫になってしまいそうだ。とはいえ、暖房だけだと本当に足元が寒い。猫たちにとっては、暖房が入っていないのとそう変わりないのではないか、というほどなのだ。とりあえずミニホットカーペットで凌いではいるものの、ミニホットカーペットが過密状態になっている。

なんとかしなくては、と考えた挙句、ずっと買おうかどうしようか迷っていた部屋に対流を起こす扇風機のようなものを購入した。さて、効果のほどは、と試したみたら確かに足元が暖かい。暖房の設定温度も、いつもよりずっと低くても大丈夫なほど暖かい。
その証拠に、みんなミニホットカーペットからソファに移動して、ぬくぬくしている。たかが空気の対流だけど、あなどれないなあと妙に感心してしまった。

ちなみに炬燵はうんと寒くなるまで出さないつもりだが、ちっちゃなやぐら炬燵を買った。毛布をかけて脚を突っ込むと炬燵なみに暖かい。目下、これはリュウとショーとキラリンに人気だ。あ、リュウは猫ではないか。

◆寒くなると鍋モノと煮込み系モノの頻度があがる。今年は圧力鍋があるもので、牛のスネ肉や豚肉の安売り日を狙って固まりで買ってきて煮込めるので、私はホクホクだ。おでんをつくるのにも、大根を下茹でするのに圧力鍋を使えるので、よし、と思い立ったのが夕方でも夜にはおいしい(自画自賛・・・笑)おでんが出来上がる。すごく幸せだ。

5日(火)
* 朝−雑炊(卵、シイタケ、ネギ、アサリ)、ソーセージ、焼きトマトwithチーズ
* 夜−豚肉と白菜の重ね煮、鶏肉とシイタケとピーマンと大根の炒め物、切り昆布と揚げの炒め煮(ニンジン、大根皮)、スモークサーモンとベビーリーフのサラダ

6日(水)
* 朝−高菜ご飯(豚肉、スリゴマ)、ジャガイモ入り卵焼き、焼きトマト、しめじと揚げと大根菜と白菜の味噌汁
* 夜−おでん(大根、こんにゃく、昆布、ハンペン、いわしのつみれ、イカ巻き、ゴボウ巻き、ネギ入りハモ天、厚揚げ、牛スジ、じゃがいも、ちくわぶ)、ししゃもの唐揚げ、小松菜の胡麻和え、炊き込みご飯(切干大根、マイタケ、シメジ、ニンジン)

7日(木)
* 朝−スモークサーモンとタマネギ入り卵焼き、プチトマト、鶏とワカメのスープ
* 夜−牛肉とエリンギのすき焼き風(タマネギ)、昨日のおでんの残り(二日分のつもりでつくったのに、箸安め程度にしか残らなかった)、焼きトマト(ホタテ、チーズ)、小海老とワカメの酢の物、キャベツとネギのスープ

2002年11月07日(木)



 日向の猫

これぐらいの季節になると、窓際の日当たりのいい場所に猫がずらりと並ぶ。
それを見た龍が「なんか、暢気な光景だよねえ」と言った。

黒猫のポッポは思う様日光を吸収してホカホカだし、ポッポにくっついているジュリナもホカホカ。
キラリンはなまずのように伸びて寝ているし、練々はカーテンからお尻をはみ出させながら寝ている。その向こうであみっちが寛ぎ、ニャンは爪とぎ上でコックリコックリ。
ショーだけは、ふいっと窓際からいなくなったと思ったら、ダイニングチェアの上でとぐろを巻いていた。

「見てると眠くなるよね」「そうだね」などと会話しつつ、気づいたら私も一緒になって転寝をしていた連休の午後。

◆暢気に過ごした連休三日目の今日は、お通夜だった。前にもちょっと書いた、具合が悪く一時は持ち直した(かに見えた)友人が永眠した。小・中・高と一緒に過ごしたのに、卒業してからは偶然一、二度、顔を合わせただけで、ご無沙汰してしまっていた。
ふたりの娘さんが、ちょうど私が一番鮮明に記憶している彼女の年齢に近く、どちらにも友人の面影があるのが、なんだかとても切なかった。

2日(土)
* 朝−雑炊(昨日の鍋の残り+ネギ、大根、しめじ)
* 昼−炒飯(卵、タマネギ、しいたけ、ピーマン、茹で豚、小海老)、トマト、鶏手羽塩焼き、ワカメスープ(ナガネギ)
* 夜(人と会うので外食)−握り寿司(しめ鯖、金目鯛、平目、梅紫蘇巻き)、鱈の唐揚げ、湯葉豆腐、海鮮サラダ

3日(日)
* 朝−雑炊(卵、ネギ、しいたけ、ワカメ)
* 昼−パスタ(ペペロンチーノ)、サラダ(レタス、チーズ、トマト、クルトン、ピーマン、タマネギ)
* 夜−鶏鍋(味噌仕立て:大根、ニンジン、しいたけ、キャベツ、ネギ、焼き豆腐)、海老とレタスのサラダ

4日(月)
* 朝−サンドイッチ(ハム&チーズ、スモークサーモン&クリームチーズ、クラブハウス)
* 昼−ハヤシライス、グリーンサラダ(レタス、クレソン)
* 夜−刺身(鯛、鯵)、中華風春雨サラダ(キュウリ、ニンジン、茹で豚)、ポテトサラダ(レタス、ニンジン、タマネギ)、鶏とワカメともやしのスープ

2002年11月04日(月)



 自分だけの特別

先日、ショーが変だ、という話を書いた。そして、やっぱりショーが変なのだ。
リュウも気づいていたようで「最近、ショーちゃん撫でるとグルグル言って喜ぶんだよ、どっか悪いとこでもあるんじゃない?」と、心配そうに話してきたほどだ。

そしてあろうことか「おいで」と言うとトコトコとやってきて、椅子の上に乗るようになってしまった。先日は膝の上だったが、今日は椅子の背もたれと私のお尻の間にはまって満足そうに寝てしまった。これでは、まるでニャンではないか。
ストーカーの癖に無愛想で、甘ったれな癖に触られるのが嫌いなショーはどこへ行ったのだ?

そして気づいたのが、もしかしたら練々の登場と無縁ではないかもしれない、ということだ。練々は、ショーとバッティングするタイミングでよく甘えてくるからだ。

たとえば今までショーの聖域だった私の掛け布団の上。あみっちやキラリンだったら、ショーとくっつく格好で丸くなるのだが、練々はもちろん私のわき腹とか胸とか肩のあたりに丸くなるのだ。
私も目覚めたとき、まず練々が目に入るものだから、とりあえず練々を撫でる。練々はグルグルいいながら、伸び上がって私の顔を舐める。
ショーは、よくそんな様子をじっとみていた。
もちろんその後でショーのことも撫でるのだが、後回しにされて傷ついていたのだろうか?

そう言えば、猫缶大好き練々は、どこにいようとも猫缶の気配がするとやってくる。今まで、こっそり自分だけ猫缶をもらったりしていたショーは、最近、常に練々と一緒なのに不満だったのかもしれない。

猫たちは、みんな自分だけの特別の時間を欲しがっているように思える。
あみっちだったら、パソ前の私の椅子の上(ただし自分の気が向いたとき限定)、ジュリナだったら居間のソファで寛いでいるとき(ただし自分が眠り足りて機嫌のいいとき限定)。
ポッポは赤ちゃんだからいつも撫でまわされているけれど、ニャンは朝の新聞の上と洗面所でのポンポン、キラリンは時間は決まっていないがスリスリしたときの抱っこ。
そうやって考えると、ショーはこのところ練々のおかげで、随分割を食っていたのかもしれない。

でも、私にとってショーは変わらず運命の猫なのだ。
ニャンが初めてリュウと私が我家に迎える決心をした特別な猫であるように。
あみっちが、11月の寒い夜、思わず抱き上げてしまった特別な猫であるように。
ポッポとジュリナが不思議なめぐり合わせで我家にやってきた特別な猫であるように。
キラリンがいくつかの縁を紡ぎながら我家にいる特別な猫であるように。
練々が、私の憧れのオッドアイを持った特別な猫であるように。
ショーもあの雨の降る4月に私を魅了した子猫のときそのままに、特別の猫なのだ。

そう思うと、ちょっとショーが不憫な気がして、思わず抱き上げてしまったのだが。……無残にも、蹴られて逃げられた。
ショーのショーたる所以は、まだ健在のようだ。

◆11月だ。寒さに向かう季節というのは、実は好きだったりする。10代のころは、夏の暑さが好きだったが、最近、年のせいか暑いのはうんざりだ。
寒いといっても、横浜。雪に閉ざされるわけでも、冷凍庫よりも寒い戸外の気温に耐えなければならないわけではない。猫団子や猫布団の幸せもある。最近、ニャンはリュウの布団で寝ていてリュウはご機嫌だ。

31日(木)
* 朝−親子丼、ニンジンとレンコンとタマネギの味噌汁
* 夜−ビーフストロガノフ(タマネギ、セロリ、牛肉、缶詰トマト、赤ワイン)、ホタテのガーリックソテーwithベビーリーフのサラダ(チーズ、タマネギ、茹で豚)、キャベツと小海老の酢の物

1日(金)
* 朝−ドリア(昨日のビーフストロガノフの残り+牛乳+チーズ)、ワカメと卵のスープ
* 夜−鍋(あんこう、ホタテ、ネギ、焼き豆腐、大根、ニンジン、しいたけ)、鶏胸肉のタタキwithもやしとシメジの胡麻和え、

2002年11月01日(金)
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