にゃんことごはん
ごはん



 顔と手をひっかかれる

布団にもぐりこんでいたニャンが、寝ながら伸びをしたときに、ちょうど前脚が私の顎に届いた。そのまま、チョイチョイと引っかかれてしまった。

この辺までは夢うつつだったのだが、さすがに目が醒めた。ニャンはびっくりした顔をして、布団の中からこちらを見ていた。
それから、どういうわけか、もう一度同じ動作(つまり、伸びをして、顎をチョイチョイとひっかく)を繰り返してくれた。……よくわからない。

♪きららちゃん♪
相変わらず、いたずら好きなキラリン。ニャンが顎を引っかいてくれたちょっとあと、布団から出ている私の手を狩ってくれた。はいはい。起きますってば。

◆少し味がわかるようになった。でも、これはこれで、どうも味付けが濃くなりがちで……。

* 朝−ベビーリーフ&ソーセージのピタサンド、ミックスベジタブル入りオムレツ、焼きトマト、コンソメスープ
* 夜−五目ワンタン(チンゲンサイ、キャベツ、タマネギ、マイタケ、ニンジン、豚肉)、牡蠣と野菜の炒め物(ひらたけ、ナガネギ、赤ピーマン、ピーマン、ブロッコリー)

2001年11月30日(金)



 11月も終わる

あと、ひと月少々で今年も終わるのかと思うと、ちょっと愕然とする。

あみっちの涙目と鼻は、だいぶよくなった。相変わらず細いままで、ちょっと、うらやましい。
体は小さいのだけど足が長いから、伸びをすると急に大きくなる。ちんまり座っていると、最近だいぶ大きくなったキラリンと変わらないぐらい小さい。
でも、お転婆。開けたままにしている居間のドアの上まで上ってしまう。我家のドアは標準よりも高く2メートルぐらいある。その数センチの幅の上をゆうゆうと歩いて、また降りる。
この前、ポッポがドアの上のあみっちをじっと見ていた。うんしょ、と伸びをしたので、もしやドア登りに挑戦すうかと見ていたら、伸びだけしてスタスタと行ってしまった。まあ、ポッポが乗ったらドアのダメージがちょっと……。

♪きららちゃん♪
おいしそうなチーズを見つけたので買ってきた。夕飯のときにチーズ焼きにしようと切っていたら、なぜかキラリンが調理台にとびのってきた。で、すかさず、チーズの切れ端をパク。おいしかったらしく、「もうちょっと食べる?」と欠片をあげたら、また食べた。「しょっぱいから、もう、おしまい」と言うと、満足そうに口の周りを舐めながら行ってしまった。

◆まだ、味がわからない。今のところ苦情は出ていない。

* 朝−コロッケ、焼きトマト、野菜クリームスープ
* 夜−ピーマンとインゲンと豚肉のバター炒め、ホタテとプチトマトのチーズ焼き、ポトフ、納豆

2001年11月29日(木)



 いないいないバア

このところ、妙にニャンとショーが甘ったれだ。

布団に潜り込んでくるのは、まあ寒いというのもあるのだろうけれど、独特の甘え鳴きを一日に、何度かする。たいていは、お腹が空いているときにやるのだが、このところのはそうではなくて、かまってほしいときにもする。
ニャンはポンポンしてあげるとそれで気がすむ。が、ショーはよくわからない。もともと触られるのもポンポンも、あまり好きではないし。おもちゃで遊んでも、いまひとつノリが悪い。なんだか、廊下で呼ぶと私が部屋から顔を出す、という、ただそれだけのことを楽しんでいるような気がしないでもない。もしかして、いないいないバア?

ポッポやジュリナは、最近、あまり甘えない。というより、いつも寝ている。夜から午前中にかけては、それぞれアンカやミニホットカーペットの上で、午後は日の当たる居間の窓辺で。ポンポンも一日に一回でいいようだ。寝ていれば極楽って感じだ。

♪きららちゃん♪
最近、だいぶ撫ぜさせてくれるようになった。でも、すぐに遊びの態勢に入って、腕にしがみついてキックをかまされるのが……痛い。

◆風邪をこじらせたようで、料理をしていても味がわからない。いつも、調味料などは目分量、味見をしなが適当にやっているものだから、これは困る。

* 朝−ミックスベジタブル入りオムレツ、焼きトマト、切り昆布煮物、マイタケとタマネギの味噌汁、キムチ
* 夜−しいたけの肉詰めとレンコンの肉詰め、クリームコロッケ、ポテトサラダ、ブロッコリーとカリフラワー入りチキンスープ

2001年11月28日(水)



 気が重い……

今日は昼過ぎから曇が出てきて、なんとなく肌寒い空だった。

このところ気温が下がったもので、夜中にショーとニャンが布団にもぐりこんでくる。ニャンは、二回に一回はリュウの布団に潜り込むからいいのだが、ショーは毎晩、なぜか毛布と布団の間に潜り込んでくる。そして、なぜかその上に、キラリンが乗っかっていたりする。

ジュリナはリュウの電気あんかを占領し(もはやジュリナ専用と化している)、ポッポとあみっちがミニホットカーペットを占領している。
重量級のポッポとジュリナが布団にこないだけ、ヨシとするか……という心境の今日このごろ。

☆★☆個人的かつ気の重い話☆★☆
ここ数ヶ月、頭の片隅にあるのは別れた亭主(=リュウの父親)のことだ。未だに未練がある、とか、惚れたハレタの名残り、なら色っぽくていいんだけど……。そうじゃないのが頭痛のタネってわけで。

別れるに至った経緯については、どちらが悪いということではないと思っているのだが、別れた後の彼の対応には、首を傾げたくなることが多々あった。でも、まあ、それも致し方ない、と思ってきた。彼は再婚して子どももふたりいるけれど、少なくともリュウのことは可愛く思っていたようで、年に一回か二回はリュウを遊びに連れて行ってくれたりしていた。

その彼が、昨年の秋ごろから体調を崩し、最初は持病の腎臓結石だという話だったのだが、手術をしても一向によくならず、入退院を繰り返した挙句、今年の冬、とうとう彼のお母さんが病院にかけあって、実家近くの病院に転院させた。
その直後、髄膜炎による脳梗塞にかかった。看護婦をやっているお母さんは、彼の熱がさがらずに入院した年末ごろから髄膜炎の疑いを口にし、彼にも彼の奥さんにも検査をしてもらうようにと言っていたらしい。
その辺のいきさつは、よく知らないのだが……まあ、そんなこんなで、現在、彼は脳梗塞の後遺症による半身不随で、リハビリ中なのだ。

その彼から、電話がかかってくる。
リュウに会いたい、サッカーの相手をしてやりたい、とまわらぬ舌で訴えられ、電話口で泣かれる。
元気な相手なら、「ヨソの女と一緒になるために捨てた子どもに何を甘えているか」とも言ってやれるのだが、相手は病人だ。

彼のお母さんからは、いまだにリュウの誕生日などにお祝いを頂いたりする。
お礼の電話はリュウにかけてもらっているのだが、一応、私も電話口に出る。
お母さんは「自分(=元亭主)が勝手なことをしたからバチがあたった」とおっしゃるのだが、だからといって「はあ、そうですね」とも言えないし「そんなことないですよ」とも言えない。
元嫁、現在、赤の他人、でも、私は彼のお母さんが好きなので、余計に困ってしまう……。

今回も連休前に元亭主から電話があって、途端に鬱ってしまった。

離婚してからの数年は、まあそこそこ大変だった。
リュウもまだ小さかったし、そのうち私の父が倒れ母が倒れ、あっという間にふたりとも他界した。あたふた、どたばたと数年が過ぎ、やっと、ここ二、三年ぐらいだろうか、気持ちに余裕をもって暮らせるようになったのは(だから、ニャンを飼うことにしたのだ)。
世の中には、もっと大変な思いをしている人がたくさんいる、とは思う。なんだかんだといっても、私は恵まれた境遇だということも。

その恵まれている分を、リュウの父親である別れた亭主にではなく、行き場のない猫に使いたい、と思っちゃうのは……いけないことなのかしらん……。
(どうでもいいんだけど、元亭主は、私よりも12歳も年下なんだよ、どうして、それが脳梗塞かねえ、私が脳梗塞になりそうだよ……いや、肝硬変が先か?)

◆このところ、リュウが里芋にはまっている。煮物、きぬかつぎ、なんでも「うまいよねえ」と食う。リュウはネチョッとした食感が苦手で、焼きナスとマッシュポテトなんかも苦手な部類なのだが、それで、なぜ里芋がOKなんだか、よくわからない。

* 朝−鶏と里芋とインゲンの煮物、大根と大根菜と切りイカの煮物、ゴボウの味噌汁
* 夜−ブロッコリーとカリフラワーと豚肉とエビの炒め物、マグロとネギと揚げの煮物、根菜スープ(豚バラ肉、にんじん、ごぼう、タマネギ、大根、じゃがいも)、切り昆布煮物

2001年11月26日(月)



 明日から三連休

今日は日中暖かくて、窓を開けていたら蝿が飛び込んできた。
にわかに、みんな活気づいて、カチカチ、ギャッギャッと賑やかだった。
しかし、虫や鳥を見つけたときの、あの独特の鳴き方は、いったいなんなのだろう? 不思議で仕方がない。

♪きららちゃん♪
虫といえば、一番賑やかだったのが、キラリンだ。ギッギッと鳴きながら、円を描いて跳ぶ蝿と一緒に、クルクルクルクルまわっていた。見ている私は、目がまわってしまいそうだったけど。

◆うっかりしていたのだが、明日から三連休なのだ。だから、どうということもないのだが。カレンダーとは関係なく仕事はあるし……。

* 朝−鶏雑炊(鶏肉、たまご、ネギ、しめじ、ゴマ)、焼きトマト、梨
* 夜−蒸し鶏ネギ和え、昆布と豚肉の煮物(にんじん、いんげん、大根、揚げ)、サラダ(クラゲ、キュウリ、ベビーリーフ)、小松菜の胡麻和え、マイタケとワカメの澄まし汁

2001年11月22日(木)



 一段落

なんだかんだで、二週間ほど修羅場っていたことになる。修羅場中の私は人間じゃなくて、ゾンビか妖怪なのだ。

あみっちが、相変わらず鼻をクシュクシュさせている。このところ、ぐんと気温が下がったので、ニャンとショーとあみっちが団子のようになって寝ていたりして、なかなか美しい。今日も「おお、また団子だ」と思いながら眺めていたら、一番下からキラリンが「ぷはーっ」と顔を出したので、大笑いしてしまった。

ポッポとジュリナは、ミニホットカーペットと椅子とベッドカバーでつくった簡易炬燵(?)にもぐり込んでいる。たまに、あみっちが混ざっていることもある。

♪きららちゃん♪
足にスリスリするとご飯をもらえる、というのを覚えて以来、朝、キッチンに行くと真っ先にやってきてスリスリする。左足にすりすり、両足の間をすりぬけて右足にすりすり、ついでに足の匂いを嗅いでチョイチョイと突いたりする。で、まっさきにご飯をもらって、食べる。

◆相変わらず鍋で乗り切った一週間。合間にパスタで気分を変えたりして。奥の手の出前も利用した。デリバリーのお弁当屋さんのハヤシライスが意外とおいしかった。自分のところでつくるヤツだから、ちょっと高めなんだけど。
そう言えば、とうとう、と言うか、朝のお握りづくりから解放(笑)された。1年間続けたら、さすがにリュウも飽きたらしい。そのうち、また復活するかもしれないが。


* 朝−オムレツ、焼きトマト、ブロッコリーとカリフラワーとベーコンのチーズ焼き、キャベツの味噌汁、梨
* 夜−サバの酒蒸し、インゲンのソテー、プチトマト、小松菜とニンジンと揚げと豚肉の煮びたし、豆腐とネギの澄まし汁、白菜の糠漬け、柿

2001年11月19日(月)



 相変わらずドタバタ

このところ、急に気温が下がったような気がする。11月だものなあ。

去年の今ごろ、物凄い風邪ひきで我家にやってきたあみっちは、早速、涙目になっている。ニャンも去年、この時期に膀胱炎になったからちょっと心配(ショーも、なったけど)。

そういえばニャンは、我家にやってきたのは12月の末だったが、保護主さんが拾ったのが多分、今ごろ。箱に入れられて鳴いていたそうだ。すでに2匹の猫と犬を飼っているから一度は通り過ぎたものの、あまりにドロドロでノミもひどくて必死で鳴いているのを無視できず、拾ったのだとおっしゃっていた。
ところが、息子さん(2歳ぐらいだったか)が喘息で入院してしまって、さすがに猫3匹は厳しいと言うので里親募集をしたらしい。

ニャンはときどき、寝ているときに唸っていることがある。すごく悲しそうなその声を聞くたびに、リュウが「捨てられたときのことを思い出すのかなあ」と言って、「ニャンニャン? 大丈夫だよ」と声をかける。そうすると、不思議と唸り声がピタリとおさまるのだ。

何かと気苦労の多い猫だなあ、ニャンは。

♪きららちゃん♪
食欲旺盛で、少し大きくなったような気がする。みんなのご飯を用意していると、それはそれはフレンドリーにすりすりしてくれる。お腹がすくと、私の部屋の前まで来て鳴いて催促する。
みんなともすっかりなれて、ポッポとも追いかけっこをして遊ぶの様子が、おかしい。4倍か5倍ぐらい大きさに差があるのに、なぜか、きららちゃんのほうが強いのがなんとも……。

◆修羅場継続中で、ご飯は思い切り手抜き。鍋とかクリームシチューとか鍋とか鍋……(笑)。まあ、リュウは鍋好きなので、水炊き、寄せ鍋、雪見鍋、チゲ鍋風、味噌仕立てと、ローテーションしていけば、なんとかしのげる。寒い季節は助かるなあ。

2001年11月10日(土)



 なんだか、わけもなく忙しい

何に時間がとられているのか、よくわからないうちに一日が過ぎる。
日記は、とてつもなく不定期になりそうな予感。日記を書く時間ぐらい、なんてことない……はずなんだけど。頭が切り替わらないと言うのか。

この週末の猫たち。
ショーの予防接種の時期なので、連れて行かなくては、なのが気になっている。
猫缶少々混ぜカリカリは続いている。みんなよく食べている。

♪きららちゃん♪
ご飯をねだるときだけ、足にすりすりする。相変わらず、テーブルクロスの影に隠れて、私の足を狩る。リュウの足を狩る。
あみっちと寄り添って眠る。ショーとじゃれて遊ぶ。
ご飯を食べるときだけは、だれにも負けない。保護主さんの話では、おっとりしていて、一番最後に食べていたと言うのだが。我家では、一番最初にお皿に突進していく。だれにも、止められない。で、よく食べる。

◆週末のご飯で好評だったもの

鶏の炊き込み御飯:
1)鶏の細切れ肉とアク抜きしたゴボウ、ニンジン、レンコン、もどした干し椎茸、昆布でスープをとり、それでご飯を堅めに炊く。
2)具は軽く炒めて(鶏から脂が出るので、特に炒め用の脂はいらない)砂糖、酒、薄口醤油で味付けしておく。
3)炊き上がったご飯に、具を混ぜて蒸らす。

いつも、鶏肉や野菜を一緒に炊き込んでいたのだけど(そういう手抜きは私だけ?)、こうやって作ってみたら、とてもおいしくてリュウに大好評だった。

2001年11月04日(日)



 今年もあと2ヶ月

21世紀最初の年は、とんでもない年として記憶されていくような……。

ちょっと元気のなかったポッポだが、元に戻った途端、またショーを追いかけ回している。高いところに上がって頑なにあさってのほうを見ているショーと、下からショーを見上げて、悲しそうにあお〜んと鳴くポッポ。だからね、ショーはオスなんだってば……。

そのショーは、最近、きららちゃんをストーカーしている。キラリンが歩くあとを、しずしずしず……。キラリンがおもちゃで遊んでいると、まるでお付きが控えてでもいるように、ちょっと離れて行儀よく座って見ている。時々、じゃれて遊んだりもしているようだ。

♪今日のきららちゃん♪
朝、目が醒めたら、布団の足元にショーとポッポが乗っていて、重くて仕方がなかった。ヤレヤレと足を引っこ抜いたら、コロリとだれかが転がった。見ると、きららちゃん。ポッポの影になって見えなかったのだ。そろそろ写真を撮って、ちゃんと里親さん募集をしないと。少し大きくなったような気がする。

◆修羅場中は、メニューも考えられないときと、やたらと手作業をやりたくて台所に立つときと両極端。今日は手抜き。

* 朝−大根葉とジャコのお握り、ベビーリーフとソーセージのピタパンサンド、焼き芋、プチトマト、小松菜とワカメの卵スープ
* 夜−タイ風カレー(豚肉、ピーマン、ニンジン)、小エビのマリネ(大根、ピメント、白菜、ブロッコリー)

2001年11月01日(木)
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