消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

1st    index         new


1924年11月30日(日)

持ち損ねて手から落としたものを

はっとつかんだ

え? 反射神経戻ってきたかも


1924年11月29日(土)

土に触れているとき

庭でも菜園でも

あたたかいものを感じる

いつまでも触れていられる


1924年11月28日(金)

今日のいんこのメッセージ

あせると転ぶよ〜。 だった


1924年11月27日(木)

私はまだそんなにひどくない

まだ元気だよ

きみも


1924年11月26日(水)

縦でもない横でもない

格子という落ち着きを

選ぶ手もある


1924年11月25日(火)

見る場所を変えてみる
見え方が変わる
でもそれは平面移動であって
見ているのは全部私

高さを変えるとどう?
違う人の目線になった気がする


1924年11月24日(月)

嫌いなら
それはミミズと思えばいい

大嫌い
素直にそれでいいんじゃない?

好きな人もいるかもしれない
それでも別に構わないでしょ

人それぞれ
その典型


1924年11月23日(日)

傷つけないよう
壊さないよう
そう思ってきたけれど

もう思わなくなった
そんな気がする

大改革が始まっている


1924年11月22日(土)

ブレンディーオレ
インコのことば

休まないと見えないこともあるよ。

ぜんぶうまくやれる人なんていないよ〜。


1924年11月21日(金)

恐ろしいことだけを

許さない と思おう


いやなだけなら

許そう


1924年11月20日(木)

空が抜けるようだ
果てなく澄み渡る感覚を
その抜け感を

胸いっぱい
吸いこむ

冬木立のうれしさは
空の抜け感だったと
思い出す


1924年11月19日(水)

事の終わらせ方 
という言葉を見かけた

大事なことだね

どう終わらせたか
どう納得できたか

生き方にずっとかかわる積み重ねだね


1924年11月18日(火)

しまい込んだまま半年たった本
片づけをしていて手に取った
ラインをいっぱい引いてあった
あぁやっぱりいいねこの本
忘れかけていたのは
自分の身についていなかった部分
もう一度トライ


1924年11月17日(月)

新しい門出として
小さな門出として

あるがままに受け入れる
あるがままに根をのばす

方舟に乗らずとも
そこに生きよ


1924年11月16日(日)

忘れてはいけない
忘却はいけないと
思っていたけれど

忘れた方がいいことだって
あるんだよ

むしろその方が
前を見られる


1924年11月15日(土)

天秤にかけよう
昔とあした

しがみついているものと
みつけるもの

きっと 
新しいたのしみを
みつけたいよね


1924年11月14日(金)

今を楽しむために生きる
過去にしがみつかず
しばられず

過去がよくても
今がわるくても

あしたを楽しむために
今 手をはなすのは
過去への執着


1924年11月13日(木)

天気がよくて
ずいぶん進んだ
先も見えてきた

夜の玄関先
星をしっかり開いて
夜香木が香る

うっとりと
疲れを忘れる
リゾートな香り

夏より今の方が
少しすっきり香る


1924年11月12日(水)

一周り 見廻してきたよ
朝のゆとりの時間に

夕方終わりに見るのと違って
未来の姿がうかぶ
次にどうしてゆきたいか
明るくうかぶ

それって
希望とか夢っていうのかな

静かに力が湧いてくる


1924年11月11日(火)

決めたことなので
いともあっさり実行に移す

逡巡なく
作業を進める

ためらいなく包んで
押し込んで閉じた

その繰り返しで
ほぼ終了


1924年11月10日(月)

失敗だったと
不満に思うのでなく

やってみてわかったことを
収穫すればいい


1924年11月09日(日)

型というものはすごいものなのだな
型という先人が作ってくれた道というものは

人が心の底から
敬意と感謝を持てるということ
その心を育てたということ

鍛錬や修練という言葉に
熱いものを感じます


1924年11月08日(土)

大きな切り株が掘り起こされた

思い出にしがみついていてはいけないのだと

教えてくれた

やっと気持ちに区切り


1924年11月07日(金)

あとは自力だといったけれど

やっぱり祈った

ずっと祈っている

君に力添えがあるように


1924年11月06日(木)

奇抜さでディスタンス

弱音を吐かない
弱みを見せない
だったね

でも
どこかに妥協点をみつけないと

譲らない ではなく
譲らなくてはいけない


1924年11月05日(水)

ずっと水の中にいた

ずっと魚の星

流れの中にある いのち


1924年11月04日(火)

悲しみたくなくて
泣きたくなくて
苛立っていた

それは落胆ではなく
悲しみなのだから
ごまかそうとせず
悲しめばいい

苛立ちにすり替えず
悲しめばよかったのだ

深く悲しく
沈んでいればよかったのだ

苛立って怒っている人でなく
悲しんで静かな人でよいのだ


1924年11月03日(月)

できる限りのことを終えて
日が落ちました

あとは自力で頑張れよ
それしか言えない

術後は結局 持てる力
祈るだけです

今夜は星が見えるだろうか
明日は晴れるだろうか


1924年11月02日(日)

かなしみの中にいる君に

元気の出るお菓子を


わたしもひとかけ

元気の出るお菓子を


笑みをかわして


1924年11月01日(土)

思い起こせば

あなたと議論しすぎた

あなたはただ聞いていただけかもしれない

にこにことして

ただそれだけのことだったかもしれない

今日の電話でわかった

結局あなたはナルちゃんだった




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

* * * * * * * * * * * *        
* * * * * * * * * * * *        

− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


 *