消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1924年07月31日(木)

踏襲しようとしていた
そのつもりで準備して
我武者羅に進めていた

けれど無理なこともある
新たな場所には
合わないものもある
あふれるものもある

そのことを学ぶのに
時間をとった

今は時候もよく
新しい決め事に沿って
軽やかに進む


1924年07月30日(水)

その木は山の木

山へ帰りたい木

街で育つ


根をはって花を咲かせ

たくさん実をつける


いつかは山へ帰りたくて

種を運ぶ鳥を待ち

だからこんなに大きくなるの


1924年07月29日(火)

風で飛んで来た雑草の種が

土の通路にいっぱい小さな芽を出している

黙々と一つずつ根から抜く


途中から

潮干狩りみたいと思ったら

急に面白くなった

収穫は多いほど楽しみ


1924年07月28日(月)

トランペットの響きに

思いっきり浸っている

やっぱりいいなぁ


空高く発散させる気持ち

その空間にいたいと思う


ヘッドホンではなく


1924年07月27日(日)

謎だから

夢が開くのか

悪夢になるのか

わからない


悪夢だったら

捨てましょう


1924年07月26日(土)

祝福という言葉

形だけだったかも


祝福のこころ


その気持ちを思い出したとき

自分も祝福される


授かる気持ちは

光にあふれる


1924年07月25日(金)

うれしい 

その言葉を

すぐ使えるように

たくさん使えるように

いつも心に準備できていること

ふつうに口から出てくること

それが幸せということかな


1924年07月24日(木)

秋のお彼岸は
秋らしい花をお供えできるから
いいね

赤とんぼを見かけるときもある

向こうの山の雲も高くて
気持ちいい墓参になる


1924年07月23日(水)

改革してもらえるなら
質疑応答の時短をしてください

バカ丁寧な長々とした語尾を
言葉遣いのよい日本語に

内容はほんの少しなのだから
デスマスでよいと思う

ヤジらずてきぱきと
案件をこなしてください


1924年07月22日(火)

CMで 
ラジオ体操のうたを朗読している

一番はまだ覚えていて歌ってしまう

小学生のころ

夏休みに元気よく歌った

運動会の時は体操だけあった

ノスタルジックなCM


1924年07月21日(月)

岩場に立ち

修験者がふく法螺貝


尾根に広がるその音は

どこまで届くのだろう


あちらの山腹に

聞こえるだろうか


寺の鐘ではないから

定刻ではない


風の便りのように

ふっと届くのだろうか


1924年07月20日(日)

脚の感覚も戻ってきた

歩きたい気分になったし

歩くことはだいじ

もう大丈夫かな

少しだけ遠くへ歩いてみた

平気だった

気分がよかった

うれしかった

何でも美味しそうに見えた

秋はいいなぁ

おしゃれスイーツより

新鮮な果物がいい

元気になれる



なおって

始めたいのは

へやのかたづけ

気を通すこと


1924年07月19日(土)

歩くことだ


歩けば景色は変わる

ひとつひとつ眺められる


走らなくてもいいから


1924年07月18日(金)

それは何かの警鐘

いきすぎを 暴走を

セーブせよと知らしめる


1924年07月17日(木)

当面の設置でよいのだと思う

後のことより

今のベストへ


1924年07月16日(水)

任務完了


秋を


すすめ



はっきり道の見える

聡明な眼をもちたい


1924年07月15日(火)

もう何年も愛用している大きいサイズのTシャツ
オリーブグリーン (色違いでブラウンも)
黒の筆描きのメンズっぽい大きなシロクマ
生地が薄くなってへろへろのよれよれ
細い糸の綿100 
なめらか〜になって肌触りが落ち着く
ずっと手放せない
白いタオルを漂白するときに液がとんで
小さな白い丸が数個できてたのが
ついに穴が二つあいた
それでもずっと着てる

今日初めて英文に気づいた
クマの足元の大地にあった

THERE IS ALWAYS LIGHT
BEHIND THE CLOUDS

雲の向こうは いつも青空
オルコットの言葉だった

文章と気づかずただ英文字と思って
何年も着ていた

復活の栞にしよう


1924年07月14日(月)

静かな公園に

シジュウカラのこえが響いた

ピュアなきれいな声だった


秋さわやかです

こころをひらけ

もっとオープンに

そういってるみたいだった


1924年07月13日(日)

秋星 秋のひとつ星
フォーマルハウトをやっと確認

もうどこにあっても
目印の星が隠れていてもわかる

ずっと見てはいたけれど
今まで?だった

もう少し明るいのではと思っていた
だとしたらあれは何? と


今日復活のしるしに
最大のハッピーです

火星もぐんぐん大きく明るさを増して
きれいな秋の夜です


1924年07月12日(土)

きれいな夕映え雲を見ていた

ふと頭上の雲は白に戻り

西の雲は黒く陰った

日の落ちるのははやい


1924年07月11日(金)

人に背を向けていた

それは

気持ちに「慈」がない

ということかな


1924年07月10日(木)

自分の命をつなぐために

みな働いている

生き物はみなそう

人もそう

生きるための要素だと思う

応じた労働をしなければ

生きる力を失うと思う


1924年07月09日(水)

オープンな大きな広い空間を
夢見ればよかったのだ

狭い奥へこもらず
開けばよかったのだ


1924年07月08日(火)

高い梯子をかけて登ってごらん

見たことない世界がある

見たことないものがある

のぞいてごらん


1924年07月07日(月)

頭の中の半分ずつで

もっと考えようとしたり
もう止めようとしたり

行きつ戻りつで進まない
押し合い戻しあいで疲れる

何やってるんだろうと思う
ずっと続いている

決着をつけようとするからだ
時間の無駄だとわかるのか
諦めがつくのか


1924年07月06日(日)

意味不明に嘔吐ばかりで

突然に体力を失って

何日か寝込んだ

脚の力はまだ戻らないけれど

気持ちは晴れてきた


1924年07月05日(土)

慌ただしかったので
ただ慌ただしかったので
そんな時間はなかったと

ずっと自分に弁明してきた
そう思っていたけれど

きっと必死な形相だった
それだけで
何かに耐えていたとわかるよ


1924年07月04日(金)

削除

撤去

苛立ちのまま

踏ん切り

それでいいのか


1924年07月03日(木)

流れは

通ること抜けてゆくこと
それが大事

だから

ためてはいけない
滞らせてはいけない

なんでも


1924年07月02日(水)

やさしい人を欲しない
安らぎはあるけれど
許されるだけ

ほしいのは
寛大と思いやり
優しいとは違う
ある意味厳しい
トガや非を
自分で悟るのを待つ


1924年07月01日(火)

いちばん時間をかけて

大切に包んだものなのに

なぜずっと開かないの?

もう忘れてしまったの?




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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