消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1924年06月30日(月)

るんるん気分になれないので
るんるんな人に対して
ご機嫌でいいねと
嫌味な気持ちになる

そのことを認めれば
楽になるのだろうけれど
よけい悲しくなるようで
打ち消す


1924年06月29日(日)

今日の私を見てください
昨日の私と違うはず
歩き続けてゆくならば
明日もきっと違うはず
小さな歴史に刻まれる
私の道を見てください


今日の僕らを見てください
元気に通る足跡を
進み続けているならば
明日はどこかで野営する
荒野の果てのその浜へ
たどり着ければひげ面を
さっぱり落として船に乗る
くにへ帰れる船に乗る


1924年06月28日(土)

ほんとうに真摯に
日々を生きている人だなと思った

子たちを思い 奥さんを思い
真剣に自分の生き方を見ている

そのことが言葉に表れている

気の利いたかっこいい言葉でインパクトをとる
とかでなく

きっちり埋められた文字に
その背景が見えた気がした


1924年06月27日(金)

その新しい水栓金具は
水量の微調整がうまくいかず
当初から好きでなかった

でもふと気づいた

道具を使う種目も
アスリートたちは
身体を鍛錬してコントロールする

書道や楽器も
コントロールするのは同じこと

そういうことだ

道具である以上
コントロールする者が
上達すればいい

急にやる気が出て
よっしゃー という感じ
微調整のコントロール
上手くなるぞ 的に

いちいちめんどうなひとだ


1924年06月26日(木)

肝を据える という言葉

たくさんの類語の中で

重くて力強い気がした

男っぽい


動じるな ぶれずにゆけ


1924年06月25日(水)

それがどうしたと開き直る

それも生き方だ

そう思えるようになった


今までは

開き直ったところでどうなる と 

思っていたけれど


1924年06月24日(火)

キャスター付きの
重くはないけれど
背の高い大きなものを
一人でゆっくり移動させていた

左側で押してゆく
途中で反対にまわって
右側で押してゆく

体の向きを変えたのが

自分で自分に
バトンタッチしたみたいで
ちょっと面白かった


1924年06月23日(月)

あの銀の鳩は
どうなったでしょうね

大切にしていたのに
気づいて戻ったとき
外して置いた場所になかった

今思えば
忘れ物で届いていたかもしれない

誰かの手に渡ったのでしょうか

誰かが持っていてくれるなら
うれしい

捨てられていいものではないから

大空へ
愛らしくて軽やかなモチーフ
胸に輝きをくれる銀の鳩だった


1924年06月22日(日)

その変更は
大きなやり直しになるから
気重で定まらなかった

少しだけ試してみたけれど
どう考えても
やらずに済ませることはできない

ということは
先延ばしにするほど
作業が膨大になる

必要だから
やらねばならないなら
イマでしょ

決心がついたので
GOサインを出す

ちょっと体が軽くなった気がする
すぐ動ける気がする

やっとルートが見えた

明日開始とする


1924年06月21日(土)

悪あがきしません

身びいきもしません

淡白です


悪ければ仕方ない

私であっても

あなたであっても


1924年06月20日(金)

月は高い
秋の虫が賑やかに競いはじめた
まだ暑いのに
秋が急いで来たように思う

台風がにらんでいる
居座らずにさっさと行ってと願うだけ

あちこちに被害が残っているまま
また新たに増える時期になる
人には力がないと思い知らされる

自然の力をうまく使うことをせずに
抑えつけようとしてきたツケが
耐えることをせず
意のままにしようとしたツケが
地球に悪いことを続けてきたツケが
無知と傲慢のツケが
膨らんで落ちてくる

人類が繁栄なんてウソ
日ごろのツケが必ずきます
エコ教育なんかより
どうなって滅びるかを考える方が
よっぽど怖さがわかる

溺れる?干からびる?餓死?
押しつぶされる?治らない病気?
奪い合いの戦争で吹っ飛ぶ?
あなたはどう死ぬ?どう思う?


考えていたら
のどかな秋が手の届かない世界に見えた

かぐや姫は知っていた のかな


1924年06月19日(木)

カツカツにしたから失敗したのです
大は小を兼ねる と昔からいうのに

ゆとりやあそびや
意味不明の空間や

それでも何かに役立って
変化に対応できる

ゆらぎや1/fになるかもしれないのに
なぜ切り捨てたの?


1924年06月18日(水)

ほんとうに美しい月だこと

うっとりとそう呟きたい


高く澄んだ美しい月夜は

心がしずまる


おちいたぱ! とうれしそうな

桃子を思う 重吉を思う


1924年06月17日(火)

吹っ切れないでいる
引きずっている

でも
出口がみつからない と
落ち込んでいるのではない

脱出なら
内からぶっ壊して
出口を作ればいいのだ

問題は
どこを壊すかということ


1924年06月16日(月)

疲れたね

自分を鼓舞しないで

ひっそりと

息をしていたい


1924年06月15日(日)

夏の虫は残りわずか
秋の虫が鳴きだした

時々すごい雲が立ち
雷鳴も届くけれど
高い空も見える

人だけが
取り残されてる感

動けず変わらず
どこまでいつまで
続くのだろう


あべさんがケリをつけたとき
世の中が動くように思った

怖がらずに生きても生きられそうな
気楽に何とかなりそうな

すいすいとそうなればいいなぁ

養生してください


1924年06月14日(土)

嫌だったことをいつまでも覚えている
忘れてしまうことができないでいる
楽しかったことだけを思い出せればいいのに

強引に楽しいことばかりを
引っ張り出し続けれればいいのに



ふっと思い出した

 ながらへばまたこのごろやしのばれむ
 憂しと見し世ぞ今は恋しき

昔すきだった(百人一首) 
そのことを久しく忘れていた
急に思い浮かんだ


1924年06月13日(金)

有頂天になれるって
どんなにハッピーなことだろう

有頂天になることが
辛くなってきて思う

若さを失って
有頂天になれないのだろうか

それとも歳を重ねると
もっと有頂天になれるのだろうか


1924年06月12日(木)

つづきは 

また あした

それでいいのだと思う

そうすればいいのだと思う

ね ?


1924年06月11日(水)

ファッションブランドの開いた
フィットネスの紹介を見た

女性達が道着で汗を流す
美しさが際立っている

背中に現れる強さとしなやかさ
揺らがない心や自信にあふれた気持ち
人としての成長やまっすぐな生き方
凛という一文字に含まれる
あらゆる美しさを追及する
プログラムらしい

興味あるけれど

頼らなくても
自分の心次第かな

その後展開しているのかな


1924年06月10日(火)

強風の日に家に取り込んだ鉢植えに
ついてきたのだと思われたカネタタキ
家のあちこちで声がしたのに
一日で消えた

移動してたのか複数いたのか不明
勝手に出て行ったのか
どこかの隙間で息絶えたのか

蝉や外の虫の声も少なくなったし
暑いけれど着実に秋に向かう


1924年06月09日(月)

人混みに出かけず
買い物の回数を減らして
通販などを利用して

そう言われていたけれど
届いた品にハズレが増えた

旅に出ろと言われても
怖さが立ってしまう
知らずに自分が という思い

殺到混雑している様子を見ると
身近な場所さえ恐ろしい

本当に大丈夫なの?
マスクで

フェイスシールドはどうだろうか

ファミリーディスタンスは
あまり言われないけれど?
モロトモニってことかな


1924年06月08日(日)

いっしょに蛍を見たいと想う


淡い気持ち


花火とは違って


1924年06月07日(土)

思うことはあっても
たぶんそれほど重要ではないのだ
だから書き留めようと思わない
そういうカンカク

流れてゆけ
消えてゆけ
幾日かあとに
思いなおすこともない


1924年06月06日(金)

雲の峰という言葉を知ってはいたけれど
今まで写真で見ても実感はなかった

初めてぞくっとする
こんなに巨大になるのだと
これが雲の峰なんだと
見た瞬間にその言葉が浮かんだ
合致した


1924年06月05日(木)

何の作業も終わっていない

時だけ流れて

何も消えていない

景色が変わらない

彼岸になるのを待つだけですか

とにかく消去


1924年06月04日(水)

しばし沈黙のあと
まっちゃんが
あとのまつり感が と言った

あとのまつり感?といって
慈瞳さんがあははと笑った

再放送だけれど
慈瞳さんとまっちゃんのやりとりが
いつもたのしい


1924年06月03日(火)

たくさんの夏の義理を
やっと終える

底知れぬ暑さの中
それでも軽くなって
フリーな夏が始まる

ふんわりのかき氷を夢見て


1924年06月02日(月)

進化する未来の予測はできないから

今不安をもってもしかたない

進化に期待する


1924年06月01日(日)

物も使えばキズはつくのだから

生きていればキズはつくのだから

キズを怖れたら何もできないよ




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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