雲間の朝日に想うこと


< 自ら消せる内にでしょうか >


自身の、
其の先を見据え。

幾つかの欠片を、
集め、
捨て、
拾い、
並べて行く作業は。


自身の、
想いの在処を重ね逢わせる作業に、
等しいから。




其の欠片には。

幾重にも、
想いが宿って居るのだけれど。









其処から。

僅かでも想いの香る欠片を、
取り除く作業が。


先を見据えた振る舞いと、
言えるだろうか。




















少しも並び始めぬ其の、
欠片を前に。

途方に暮れた。
























あの子の綴る文字は。


 「自分を見つめる時間の中に。」
 「私のことを入れないでね。」
 「もう好転は難しいって言われた。」


少しずつ、
終着に舵を切り始める。















きっと。

香らぬ欠片など無い事を、
知って居るから。













 「葬式不要。」
 「火葬後遺骨引取拒否。」
 「産廃なり〜。」




其処迄、
徹底して。

あの子は、
自身を消そうとするんだろう。





自らが、
決められる内に。





----------
References
 May.28 2016, 「終着地を見据えられますか」
 Apr.28 2016, 「足らぬ覚悟を問われて居るのでしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2016年07月13日(水)


----------
History
2005年07月13日(水) 欲望には勝てないのでしょうか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL