< 欲望には勝てないのでしょうか >
其の言葉は、 飽く迄、 方便の為に在り。
恐らく現実には。
抑止力など、 持ち合わせぬ言葉なのだ。
其の上で。
接触も、 侵襲も、 伴うから。
其の制限すら。
制限として、 成立しないのだ。
其れ故に。
其の言葉に、 後ろめたさを感知して。
其の振る舞いを、 必要以上に、 躊躇うのだろうか。
「先っぽだけ!」 「先っぽだけなら良いでしょ?」
姫は、 そう呟いた。
素直な想いの表出に、 感心しつつ。
「其れ。」 「普通は男が言う言葉だろ・・・」
雄と雌とが、 入れ替わった立場に。
可笑しさが込み上げる。 |
2005年07月13日(水)
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