真っ白い紙に。
一つ、 一つ、 枝を書き込んでは。
幾通りもの可能性と、 其の応じ方を。
想い描くのだけれど。
枝先に記される想いは。
如何なる事柄をも受容する為の、 心構えでも無く。
迷いを振り払う為の、 真理でも無く。
観念に近しい物ばかりが並ぶ。
其れでも。
其の意の通りに、 自身を、 委ねれば。
少しは。
此の想いは治まるのだろうか。
「何時何が起きてもってのは。」 「小坊主も覚悟して居るでしょ?」
あの子は、 そう言うけれど。
こうして。
想いが、 掻き乱されるのは。
多分。
覚悟が出来て居ないんだよ。
情けないね。
---------- References Jul.11 2014, 「想い入れの深いお帰りでしょうか」 Jan.01 2014, 「路筋の見付かる旅路でしょうか」
|