雲間の朝日に想うこと


< 殻を閉じ始めては居ませんか >


意識の内から、
客観のみを切り離して。

自身を、
専有させて了う事は。


時に。

自らを救う術と、
成り得るのだけれど。






言い換えれば。



主観を排除せねば、
自身を維持出来ぬ事の、
証で在って。



丁寧な客観視は。

自身を、
自ら生の無い物体と為す事の、
暗喩に他ならない。











そして其れは。




心に封をして、
人形として振る舞い続けた、
あの子の。

嘗ての、
選択其の物なのだ。


















平然と、
泰然と、
淡々と。


 「意識が戻るのに時間掛かった時。」
 「先生はもう戻って来ないと思ってたんだってさ〜。」


あの子は、
事実を伝え始め。




俺は態と。

怒りに任せた主観を、
贈り返す。
























 「今じゃ笑うしか無いけれどさぁ。」

 「本当にね。」


僅かでも。

言の葉に、
生の徴が含まれると。



こんなに深く、
安堵出来たりするんだね。





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References
 Oct.22 2003, 「何を残して消えたのですか」
 Jul.02 2003, 「口を封じてしまいましたか」
 Jun.08 2014, 「何を見て居たのでしょうか」







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2014年07月21日(月)


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History
2011年07月21日(木) 照らせる深さでしょうか
2006年07月21日(金) 捨てられる想い出でしょうか
2001年07月21日(土) 求め合うのは自然ですか





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