雲間の朝日に想うこと


< 何に向けた御礼でしょうか >


言の葉の、
其の指し示す先は。

幾つも在るから。


何を対象に放つ、
言の葉か。

明瞭にして、
想いを伝送するのだけれど。





時に人は。


其の対象を、
態と相手に委ねて。

想いを揺らし、
印象付ける。












一つ、
一つ、
其の言の葉が。

極めて重い、
刹那に於いては。



委ねられた其の、
想いも。


此れ程迄に。

響き、
沁み入るのか。























直前の、
朝早くの遣り取りに、
対してか。

此処数日の、
此れ迄より多い電信に、
応じてか。

此の数年の、
想い逢いを振り返ってか。

人生の半分近くを占める、
繋がりを確かめてか。


其れとも。




其の謝意は、
何を指した謝意なのだろう。










 「小坊主、有り難うね。」
 「行ってきます。」


あの子が残した、
其の御礼が。


妙に。

想いを乱して了うね。





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References
 Jul.04 2014, 「何を伝える蜘蛛の巣でしょうか」
 Jun.30 2014, 「想いの行き先は正しいでしょうか」







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2014年07月09日(水)


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History
2007年07月09日(月) 想えば現実に届くでしょうか
2004年07月09日(金) 選択出来ぬ退路でしょうか
2002年07月09日(火) ちゃんと見送ってくれていますか
2001年07月09日(月) 逢いに行っても良いですか





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小坊主
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