新たな年の、 其の肇の一歩を刻むべき日だと。
そう、 定められて居るから。
其処に。
一年で、 為すべき事柄や、 為す可能性の在る事柄を、 盛り込む事は。
何の不思議も無いのだけれど。
其れは。
互いの途の再確認に相当する行為では、 決して無くて。
自身の縄張りを主張する、 犬の小便と。
何ら、 変わりないのだ。
「する?」
「ん?」
「早く寝てよ。」 「しようと思ったのに。」
唐突に。
姫は、 俺を受け容れて。
そして。
翌朝、 再び拒絶し始める。
---------- References Nov.13 2009, 「どうせ広まる事でしょうか」
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