雲間の朝日に想うこと


< 賭け事の心算でしょうか >


自身は。

決して、
他者の為に存在する訳では、
無いのだけれど。


自身の、
効力感は。

確実に、
自身の動力源として、
機能する。






其れ故に。




時に人は、
自身の、
存在意義を問い。

或いは、
他者と寄り添い。



そして。

不要論に、
酷く、
抉られるのだろう。



















 「湯湯婆が在れば。」
 「俺は要らないのね。」

 「そうよ。」

 「俺の事が温かいなんて。」
 「もう言わないね。」

 「良いよ♪」
 「言わないもんね♪」







唯の、
戯れに過ぎぬ一言に。

何れ程、
傷を負って居るかなど。



想いも、
寄らぬのだろうか。















 「あー!」
 「あったかいって言っちゃった・・・。」

 「姫の負けね。」

 「良いじゃん。」
 「小坊主のいる意味があったんだから。」



其の、
負け惜しみが。

幾度も、
重なる度に。




確実に。

想いは、
捩れて行くのに。





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References
 Nov.03 2006, 「此の腕はもう不要でしょうか」







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2006年11月18日(土)


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History
2005年11月18日(金) 涙の訳でも話せませんか
2004年11月18日(木) 優先する事が即ち道具視でしょうか
2003年11月18日(火) 誘導路の灯が点いて居たのですか





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小坊主
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