雲間の朝日に想うこと


< 二つの色の何方でしょうか >


二つの、
大きな流れが、
一筋に、
縒り逢わされる時には。


強弱も、
長短も、
高低も、
清濁も。

所々に濃淡を残しながら、
混じり逢うから。




生じた、
大河には。

二種類の色が、
宿るのだ。









其れ故に。


例えば、
二人の顔を掛け逢わせて。

似て居る、
似て居ないと、
幸福感に浸るのだけれど。




時に、
其の色は。

一方の色を際立たせた様に、
映るのだろうか。













今日こそは、
顔を魅せるのだと。

意気込みながら、
診察を始めた、
産科の先生に対して。




大河の流れは。

俺と姫の、
子は。


意地悪く、
顔を隠すのだった。

















 「小坊主みたいに。」
 「性格悪いんじゃないの?」
 「この前は後ろ向いて見えなかったし。」



姫は、
俺の責任だと言うけれど。











其の意地悪さは。

姫の、
茶目っ気の様な気がします。





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References
 Oct.03 2005, 「初めまして故に一瞬なのですか」
 Sep.28 2005, 「印象が変化しては居ないでしょうか」


2005年10月31日(月)


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History
2004年10月31日(日) 上下関係は要るのでしょうか
2003年10月31日(金) 言葉の基本形は何れだったでしょうか





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小坊主
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