物理的な、 周囲の環境変化も。
お互いの、 想いの変化も。
何れも、 想いの流れに影響を及ぼす、 要因だけれど。
傍に寄り添い、 時を、 経る事で。
密接に関わる筈の、 二者は。
少しずつ、 解離して行くのだろうか。
二者の間に、 緩衝剤を、 蓄積する事に因って。
其れ故に。
例え、 自身の環境を揺るがす、 突然の出来事にも。
互いの絆が、 揺らぐ事無く在り続ける一方で。
僅か一つの、 幸せな出来事では。
そう簡単に、 想いが、 満足しなく成るのかも知れない。
此の地に、 夏の到来を告げる華が、 今年も咲き始め。
「焼き鳥は?」
「屋台出てないんだ!」
「お店見て来る。」
「ビールも買って来てね!」
今年も、 変わる事無く。
並んで、 静かに、 鑑賞して居るけれど。
沢山の変化が、 周囲に、 生じて居る筈なのに。
其の割に、 互いの想いが、 揺れる事無く在る様に。
勘違いする。
きっと本当は、 大きく、 揺れ動いて居るんだ。
---------- References Aug.06 2004, 「約束の華は違う色彩でしたか」 |