雲間の朝日に想うこと


< 散った末の居所だと言うのですか >


お互いの手を、
繋ぎながら。

ゆっくり、
ゆっくり、
一日を振り返る。



情報の共有と言う、
事務的作業と。

想いの確認と言う、
精神的作業が。



其処には、
内包されて在るから。





何れ程、
夜半に成ろうと。

此の時間だけは、
保てる様に、
過ごして来たけれど。









もしかして。

其の場で交わした、
言葉の数々は。



飽く迄、
表面上の肯きから産まれた、
想いなのだろうか。














 「穏やかでも、確実で太い方が良いって。」
 「今は想って居るでしょ?」

 「うん。」
 「昔は違ったかもしれなけれど。」


二人の絆を、
確実に、
縒り上げて行きたいと。

頷く姫に。



愛おしさを、
隠せなかったのに。












自身を、
桜に準えて。


 「開花は遅かったのに散るのは早いなぁ。」
 「私の恋愛みたい。」


姫は、
日記にそう記した。











実は、
簡単で単純な原理なのかも知れない。




求めて居る物が、
違うから。

だから、
擦れ違うのだ。





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References
 Mar.20 2005, 「見ずに済む理由も想いでしょうか」


2005年04月26日(火)


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History
2004年04月26日(月) 若芽を摘めてますか





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