雲間の朝日に想うこと


< 暴発の前に気付けますか >


其れは、
防衛装置の一種で。

自身を護る為に、
本能的に、
発動される仕組みなのだ。





自身の、
余裕の無さを捕らえて。

確実に、
自身の行動力を低下させ、
無理をさせぬ為に。


忙しさに応じて、
人は、
不機嫌や無感情に陥るのだ。







けれども。




其の、
本能的な反応は。

時として、
自身の認識可能な範囲を、
超えるから。




制御し切れぬ想いが、
暴発し。

想いとは裏腹の刃を、
大切な相手に、
突き付けるのだろう。











 「いつも優しかったら疲れるから。」
 「小坊主だって怒鳴ったり怒ったりで良いんだよ!」


矢面に立つ覚悟を、
贈ってくれては居るけれど。





其れよりも。


其の装置の発動を、
確実に、
感知する存在が。

自身の気付けぬ変化を、
捕捉する存在が。


崩壊の前兆を、
丁寧に、
教えてくれるから。




想いとは裏腹の、
悲しい刃を、
振り翳さずに済む事へ。

感謝する。














昼の定時便に。

姫が、
想いを乗せて来た。



 「何かあったの?」





未だ、
何が在ったか。

俺には、
良く分かって居ないんだ。





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References
 Nov.12 2004, 「心の一部を捨てられますか」


2004年12月08日(水)


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History
2001年12月08日(土) 気になり始めているのですか





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小坊主
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