< 跳べない鳥だと言うのでしょうか >
一歩一歩、 一段一段。
徐々に、 確実に、 階段を登る事で。
飛翔の機会を、 虎視眈々と待ち続ける。
其の原動力が、 何処に在るのかを。
決して、 信じてはくれないのか。
正真正銘、 同じ土俵に上がりたい。
俺は、 其れだけを意識して、 其処だけを望んで、 進んで来たのに。
其処に寄生して、 其処を踏み台にして、 羽撃こうと。
そんな目的で、 今が在る訳では無いのに。
「いつか別れなければならない時が来る」 「その時間が終わろうとしている。」
俺が、 存在を知らぬと想って居る、 其の場所で。
姫は、 数を数え始めた。
踏み台とは、 違う道を望んだから。
共に跳べる様に、 姫は、 足枷を外したのでは無いのか?
世間の眼など、 世間の常識など、 糞喰らえだ。
そう叫んだのは、 姫なのに。
其れに縛られてるのは、 姫自身だろ。
---------- References Jun.13 2004, 「別れ話に先手を打てますか」 May.11 2004, 「何方に在った重荷ですか」 Jul.27 2003, 「対等の土俵に登れますか」 |
2004年08月31日(火)
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