雲間の朝日に想うこと


< 単語を返せば納得するのですか >


其の言葉に、
重みを乗せたいから。

口先だけで無く、
想いの乗せられた言葉を、
贈りたいから。




逆説的な言葉や、
時間的経過を、
其処に付け加えて。

言葉を、
大きく強く育ててから、
贈るけれど。





逆に、
言葉は肥大化して。

針の様な鋭さを、
失ってしまうのだろうか。









其処にはきっと、
結論だけが必要なのだ。


其の文脈に、
其の理論に、
欠落が在ろうと。


唯一、
結論だけを欲して居るのだ。



 「小坊主は。」
 「私と合わないと思ったことある?」

 「無いよ。」
 「合わないと思ったら、とっくにやめてる。」



此れ以上の言葉は、
不要なのだ。















其の壁は、
其の予防線は。

必ず、
言葉の裏だけを、
言葉の影だけを、
大きく育てて取り込むから。




是か、
非か、
両極の解答以外は。



如何なる言葉も、
俺と姫と、
引き裂く方向の意味として、
姫には囚われる。























 「普通なら選ばないかも知れないけれど。」
 「俺は姫を選んだんだよ。」


其処には。

選択の重みと、
決意とを、
込めた心算なのに。










 「まだ、良い人が現れていないから。」
 「私が一番良いと勘違いしているんだよ。」



合うか、
合わぬか、
其の解答など。

何処かへ、
飛んで消えて終うのだ。


2004年08月26日(木)


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2003年08月26日(火) 夢の中ぐらいは夢を見ませんか





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