< ちゃんと見つめて居ますか >
起き抜けの、 想いの重ね逢わせが、 運んで来た物かと。
勘違いをして居た。
其の違いに、 気付いたのは。
自身の腕に絡み付く、 其の重みが。
行為だけでは、 支え切れぬ程に、 大きいと。
察知した時だった。
何故に。
「本当に。」 「私のこと好き?」
何度も、 頻繁に。
姫が、 其の言葉を繰り返したか。
深く考えれば、 至極当然なのだ。
俺が、 今更其の事実に、 気付いた事が。
何よりも、 其の証明なのだ。
十ヶ月ぶりなんだね。
「小坊主と一緒に。」 「久々のお泊まりだね!」
姫の、 其の笑顔を。
俺が目にしたのは。 |
2004年07月30日(金)
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