泣きながら、 謝られたとしても。
何か起きた、 其の過去の推測程度しか、 俺には、 伝わらない。
「御免ね。」 「酒乱かも知れないの、私。」
其の謝罪は。
俺へでは無く、 自身を許容する為の、 形創りだから。
全て俺を理由にして、 悲劇のヒロインを演じれば、 満足なのか。
其れでは、 芯の想いを獲得する事など、 一生出来ないだろう。
其れでも、 構わないなら。
遊び程度の交流を、 次々に相手を変えて進めて行けば。
楽で楽しいよ。
例え其の言葉を、 翌日覚えて居ないとしても。
「お願いだから。」 「別れて下さい。」
其処迄、 吐かせて。
傍に居られると想うか?
本気なら。
俺が伝えた様に、 友人達に問えば良い。
姫が、 俺に何を言ったかを。
姫の言葉程度で。
其の友人達が、 口を割るとは想えないけれど。
俺以上に、 姫を愛せる雄は居ないよ。
何年掛かっても。
何時か其れに気付いてくれれば、 姫の成長に、 きっと繋がるよね。
---------- References Jun.24 2004, 「要らない事実も観るべきですか」 Jun.20 2004, 「彼女の何を知る雄でしょうか」 May.13 2004, 「本音は何処に在るのでしょうか」 |