苛々が、 鬱積して居る事など。
随分と前から、 感知して来たけれど。
其れを、 除去する方法は。
二人の想いを、 きっと、 遠避けて終う手段だから。
何も考えずに、 過ごして来た訳では無くて。
何か方法は無いか、 模索し続けて来たけれど。
其の選択肢は。
二人の想いを、 きっと、 引き裂く結果に繋がると、 想うから。
身動きが、 取れなかったんだ。
「俺が居ない方が良いか?」
「でもきっと、小坊主と駄目になるよ?」
「わかってるけれど・・・。」
俺が、 提供出来る事は。
俺が、 此処から去る事は。
姫と俺の繋がりを、 離して行くと。
二人とも、 感じて居る事だけれど。
其の原因は、 俺と姫以外に無いだろう?
「父親じゃなくて良いのよ。」 「兄貴で良いんだから。」
二人が寄り添いつつ、 其の苛々をも、 融かして行ける方法を。
俺の等身大で、 担える役割分担を。
姫も、 考えてくれるけれど。
最近荒れ気味の、 姫の息子に。
兄貴を、 提供すれば。
本当に大丈夫だろうか。
---------- References Mar.21 2004, 「血が通う事は無い関係でしょうか」 |