雲間の朝日に想うこと


< 何の為の化粧ですか >


柔らかい、
其の膨らみに、
紅を乗せ。


つい寸前迄の、
猫撫で声を。

意識の外に駆逐すれば。



戦闘態勢の、
完成。







直前迄とは、
明らかに異なる、
其の表情で。


迫り来るんだ。















 「何でティッシュで拭くのよ?」
 「私の事、嫌いになったんでしょ!」


姫は、
苛烈に俺を攻めるけれど。






紅い唇の痕跡を、
此の身に纏った儘で。


しかも其の痕は。

金色や銀色に輝く、
金属片を、
含んで居ると言うのに。




家を出られる筈が、
無いだろう?










ほら。

姫だって。









俺が唇を重ねると。

また姫は、
嫌な顔をする。






















朝御飯は、
納豆しか無いと。


そう言ったのは、
姫だろ?





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References
 Feb.01 2004, 「弄ぶ口付けを楽しめませんか」


2004年05月17日(月)


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History
2003年05月17日(土) 酔っていたからでは無いですか
2002年05月17日(金) 心の隙間を守れるか





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小坊主
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