雲間の朝日に想うこと


< 酔っていたからでは無いですか >


物理的な力と精神的な力。


どちらか一方を選択せねばならぬ時、
果たして俺は、
どちらを優先するのだろうか。

どちらか一方を選択せよと命ぜられた時、
果たして貴女は、
どちらを望むのだろうか。





人が人を支えるのに、
どちらも欠けてはならぬ物だと、
そう認識していても。


認識を想いにして相手に届けるのは、
困難を伴う行為に違いない。


そして俺は、
一方の力のみを駆使する事でしか、
貴女を支えられない。

















久々に会う友人と、
久々に楽しい時間を過ごして来たのだろう。

こんな時には必ず、
貴女の文章が軽やかに踊るのだ。



 「いろんな人にぶつかって謝ってた♪」
 「小坊主と一緒に歩いてた時はそんな事なかったのに・・・。」





去来する驚きと喜び。


貴女が隣に居る時位は、
もう一方の力で貴女を支えたい。


無意識下での想いを、
俺は形にして貴女に届けていたのか。



















いや。
違うだろう。

貴女は久々の再会に浮かれ、
周囲に対する注意力が著しく散漫なのだ。




ふらふらと道の真ん中を歩く貴女の姿。

脳裏に浮かんだ映像だと言うのに、
何故此処まで、
俺を不安な気分にさせるんだ。



真っ直ぐ歩けよ。


2003年05月17日(土)


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2002年05月17日(金) 心の隙間を守れるか





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小坊主
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