雲間の朝日に想うこと


< 信に値しないのは何れでしょうか >


明日は。
明朝は。

二人が、
傍に寄り添う二人で居られるのか、
誰も知らないから。


何れ程、
絆を縒り逢わせた想いで在っても。

其れが、
永遠に続く保証は無いから。




一日、
一時、
一刻。

必死に想いを寄せ逢う。



其れ故に。

二人の時の進みが、
速く、
速く、
加速して行くのなら。



其の時の速さに、
何の疑問も湧かない筈だ。












 「信じられないよね。」
 「もうすぐ二年だよ?」



殊更に強調する、
姫の言葉には。

二つの意が在る。




其処に込められた、
時の速さと。

一方に込められた、
意外性。







確かに。

信じられぬ速さで、
時が進んで居るけれど。



本当に。

二人が今も寄り添って在る事を、
信じられない?













 「遊びでしか付き合えない。」




 「やっぱ・・今は好きでいさせて!」






姫の、
二つの言葉に。

今も必死で、
抵抗を続けて居るから。






俺には、
二年なんて何の不思議も無いよ。


2004年03月31日(水)


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2003年03月31日(月) 退路を蓋で閉じてしまいましたか





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