出来る限り相手の傍らで、 日々を営める様にと。
共に過ごす刻が、 出来る限り永く成る様にと。
そう願うから。
必然的に。
日々日常の作業が、 二人の間に横たわるけれど。
雌雄として存在し得る刻を、 出来る限り、 増やして置きたいと願うから。
日々日常の作業を、 共に行い、 済ませてしまうのでは無いのか。
想いが在るから、 食器を洗う。
想いが在るから、 乾燥機を操作する。
作業の先が、 何処に向かうのか。
姫は常に、 意識して居たのでは無いのか?
姫の真意が、 何処に在るのか。
其れは定かで無いけれど。
姫の友人達の言葉なら。
真意が何処に在るか、 明確に察知出来る。
「小坊主ちゃんったら。」 「最近所帯染みて来たよね!」
言葉を其の儘垂れ流した、 姫の真意は何処だ。
野に在る狼で在れと言うならば、 容易い事。
飼い慣らしたと、 高を括れば良いよ。
---------- References Feb.03 2004, 「自覚に縛られ自壊するのでしょうか」 |