例え相手に響かなくとも。
届け届けと願いながら、 相手に想いを伝え続けるのが、 想いだとすれば。
其の想いを、 正確に感じ獲る事も。
想い。
例え無意識下でも。
届いた想いは、 主観的な修飾を付け加えて後にのみ、 理解へと辿り着くのだけれど。
相手の想いを、 正確に飾り付ける事も。
想い。
断りの文に。
来るなと言う、 拒絶の文に。
「考えて文字にするより。」 「想っている事を言葉にする方が良いのでは?」
「そう思ったから提案しました。」
決して自身の為では無く。
相手の為に、 俺の為に動こうとしたのだと、 貴女は伝えてくれた。
「じゃ、静かに待ちます。」
貴女を待たせる、 其れ以前に。
「ありがとう。」
一言だけ返信を先行させよう。
自身の事しか見えて居ないのは、 俺の方だね。
---------- References Dec.26 2003, 「再び流れを興こせるでしょうか」 |