雲間の朝日に想うこと


< 説得出来るでしょうか >


自身の有する情報が、
全ての情報であるかの様に勘違いし。

其の情報の、
自分の想像と一致した部位だけを、
修飾し強調する。




確かに。


自身の支配下で動きが起こり、
自身の視界内で事が完結すれば。


想い描いた世界で泳ぐ人間から。

幸福感や、
安心感を、
安定供給されるかも知れないけれど。










確度の高い情報が一つ、
妹の口から届く。



母親が決して息子に漏らさぬ、
不安感や期待感が。

ふんだんに鏤められた、
会話。



 「小坊主はまた。」
 「君と燃えちゃうのかな・・・」







君の母親から、
俺の母親へ。

半年を経て伝わった、
一つの別離。



俺の母親は。

其の電話一つで、
息子の想い人迄決めてしまう、
生き物ならば。



此の生き物以上の化け物にならねば、
先へは進めないのか。












君は既に、
別の雄を苦悩の対象にして居る事を。

俺の相手は、
母親の想像も付かぬ過去を保有する、
貴女で在る事を。




此の生き物に理解させねば、
先へは進めないのか。






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References
 Dec.10 2003, 「虫が良過ぎる言葉でしょうか」
 May.09 2003, 「仲間の輪はもう縒れませんか」


2003年12月28日(日)


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