雲間の朝日に想うこと


< 再び流れを興こせるでしょうか >


大きな流れが、
自身を後押しする事無く、
押し戻す方向へ流れて居ると感じた時。

吹く風が、
自身に力を与える事無く、
推進力を削り取る様に向かい来る時。


流れを掴めぬ時。



場の流れが傾く迄、
必死に耐えて凌ぐ術と。

場の流れを、
半ば強引に掻き回す術と。


強い信念を保持しつつ、
何れの手段を選択するのか、
検討する前に。





貴女は動く。





貴女が、
初めてこの地に来た時も。

土曜日も、
既に半日が過ぎると言うのに。


 「これから。」
 「行っても良い?」


日帰りを強行して、
強引に、
俺とアイツの間に割り込んで来た。









俺と貴女の妙な擦れ違い感を、
否定出来ないから。

貴女はあの時と同様に、
強引に流れに割り込もうとするのか。


無理矢理創った流れが、
今もこうして、
脈々と受け継がれて居るから。


貴女は再び、
流れを創ろうとして居るのか。





文の返事を贈る事すら、
ままならない俺に。

投げられた賽。


 「明日。」
 「最終便で向かおうと思う。」








逢う時間が取れるなら、
既に返事は、
貴女の元に届くんだよ。




悔しいけれど。

俺に許された自由な時間は、
あの時程多くない。





----------
References
 Oct.13 2001, 「貴女の心はどこにありますか」
 Sep.06 2003, 「此れが罪滅ぼしの代わりでしょうか」


2003年12月26日(金)


----------
History





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL