羽を休める場として。
お互いを、 そして何より自身を、 見つめ直し。
再び羽ばたく。
育ち、 悩み、 惑い。
進んだ姿を、 又互いに魅せ逢う日迄。
自身の望む姿を、 何度と無く伝えて来たけれど。
相手の望む姿は、 きっと異なる物なのだろう。
其の報告の、 何処に歩みが在るのか。
其の報告は、 何処に繋がる言葉なのか。
其処に在るのは、 私は魅力の無い人間だと言う、 宣言だ。
私は退化して居ますと言う、 宣言だ。
「其れでも大切だ。」
気休めの言葉でも一つ、 贈って遣れば。
さぞ満足だろうよ。
小さな彼の昔の担任の先生に、 久々に会った貴女が。
「痩せましたね!」
「先生・・・」 「私、体重変わってないの・・・」
其の一通りの遣り取りを、 伝えて来た。
「全部下に下がって来たんだと思う・・・」
身体が垂れたと、 言い切って終わった、 其の会話。
本当は、 何が言いたかったのかな。
不安感から出た言葉だとは、 如何しても想えないんだ。
また一つ。
貴女の無条件のぶら下がりが、 見え隠れして。
距離が遠退いた。
---------- References Nov.06 2003, 「何の為に依存をするのですか」 |