人の姿形に、 異性の象徴に、 憧れを抱く事は有っても。
其れが互いの関係の根幹を成している訳では、 無いのだから。
例え自分の相手に存在しない物だとしても。
其れを相手に求める想いや、 其れを他へ求める想いなど、 何処にも無いのだから。
胸が在ろうが無かろうが。
貴女は貴女で、 俺の惚れた女なのだから。
謝罪の言葉を、 求めた訳では無いのに。
「ごめんね・・・。」 「小さいもんね・・・。」
貴女の言葉は、 込めた想いとは正反対に伝わり。
俺は逆に、 罪悪感を感じてしまった。
けれども。
貴女らしさが失われていない事を、 感じ取って。
大笑いしながら、 俺は貴女で良かったと思うんだ。
貴女は笑われて、 不安と不審で一杯だろうけれど。
「大きかったら・・・」 「色んな事して遊べるのに。」
「この大きさじゃ・・・」 「木琴ボロンって弾く位しか遊べないじゃん・・・」
謝罪の理由は、 何故遊ぶ行為へと結びつくのだろうか。
この種の疑問符は、 何時でも俺の活力の元。 |