雲間の朝日に想うこと


< 女の魅力を気にし過ぎていませんか >


ふと想い出した様に、
貴女は口にする。

女性としての自尊心と、
女性としての劣等感を、
常に貴女は、
胸の中で滾らせている。



 「無いより有った方が良いでしょう?」



問い掛ける貴女に対して、
俺は答える術が無い。








決して投げやりでは無いのに。
決して気を遣ってはいないのに。




 「どっちでも良い。」
 「気にしないよ。」



どちらの答えを用いても、
貴女に俺の本心は届きそうに無い。














夢の中でも意識し続ける貴女。



 「今朝、ぶた子になった夢見ちゃった。」



相変わらずの想いの強さが、
具体的な出来事を、
睡眠時のみの幻想として創り出す。



 「『胸大きくしたいなら、太れば良いよ!』の友達の言葉に。」
 「食べて食べて食べて・・・。」

 「ぶた子じゃん?!って夢だった。」



女性の心を、
異性を意識する心を、
忘れる事は許さないけれど。

過剰の想いは、
貴女にとって重荷とならないのだろうか。
















胸より何より。

一度でもあの腰の括れを堪能したら、
貴女から抜け出せないんだよ。





内緒だけどな。


2003年05月03日(土)


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