唐突に始まる物語には、 やっと慣れて来た所なのに。
次々に繰り出される数々の技に、 満腹感から立ち直れない。
次々に飛び出す数々の言葉に、 白旗の用意で気が抜けない。
「今日ね〜婦人体温計買ってきたの♪」
「来年のスペシャルエッチ♪の役に立つかな?」
文面に並ぶ♪の多さに、 思わず吹き出した。
基礎体温だけでは判断出来ない事実を、 お互いに知っている。
貴女の体調次第で、 全く役立たない行為である事も、 お互いに知っている。
それでも、 俺を受け入れようとする貴女の猪武者振り。
俺と過ごせる時を想って、 既に貴女の心の中は満杯なのだろう。
俺と過ごせる時の想像で、 もう貴女の頭の中は一杯なのだろう。
貴女に感謝した。
貴女と出逢って、 少しだけ腹筋が強くなりました。
貴女と出逢って、 良く笑うようになりました。 |