久々に朝から声を聞いた。 貴女の声を朝から聞けた。
二日も続けて起こしてもらうと、 心なしか目覚めの良い自分に気が付いた。
「今日の私はアヤシイ人になっていたでしょう。」 「仕事中、小坊主が囁くんだもん。」
夕方に届く帰宅の合図。
早朝の言葉を想い出しては、 お互いにそっと顔を紅らめた。
朝から愛の語らいをすると、 その日一日中、 俺は貴女の背後に居られた。
朝から愛の語らいをすると、 その日一日中、 貴女を俺の目の前に置いておけた。
顔と顔が触れ合う位近付いて、 お互いの瞳を見ながら会話した。
お互いの頭の中で。
囁きの聞こえない日は、 囁きの聞こえない朝は、 少しだけ寂しかったから。
携帯の伝言に、 今朝は少しだけ言葉を残してみました。 |