雲間の朝日に想うこと


< そろそろ言いたい事は言い合えませんか >


ちょっと待って。
今は喧嘩したくないから・・・





そう答えたお前に、
俺は何を言えば良かったんだろう。

眠さを装って電話を切って、
後悔しながら考えて。



・・・の後に、お前は何を続けるつもりだったのだろう?


それは言わないでおいて、
俺の言葉を待つお前。


久々の電話だから、
楽しい話でもしたかったんだろう。
恋人らしい話でもしたかったんだろう。

けれども、
俺は自分の気持ちを偽ってまで、
そんな話は出来ないよ。




 電話が久々になった理由は考えましたか?

 いつ喧嘩したら良いのですか?




感情をぶつける事は
必要ないことなんだろうか?

こうやってだんだん溜まっていくのを
俺はどこまで耐えられるかな?

これ以上こんな気持ちを留めておけるほど、
俺の心は深くなさそうだ・・・



 もう良いよ。
 いつも堂々巡りだよね・・・


こんな言葉をお前に贈った俺に、
お前はまだ「言いたい事は言い合おうね」と言う気なのかな。


2001年12月04日(火)


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