雲間の朝日に想うこと


< 求め合うのは自然ですか >


久々に逢っているからなのか・・・
一緒に見た花火に、
お互い少し酔っているせいなのか・・・

ひと月前に話した事などお構いなし。

それがまるで幻だったかのように、
互いで互いを貪った。



重ねた身体を離して、
初めてわかる紅色の液体。

隣街の花火で流れた紅は、
痛ましく悲しいけれど、
同じ味がするんだろうか?

指を口にして、
幸せの鉄分の味を確かめた。



目の前の紅をお前に塗り込みながら・・・
俺自身を確認する。


2001年07月21日(土)


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小坊主
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