< 何を話せば良いのだろうか >
久々に2人っきりで向き合った時、 何故か彼女は頼もしかった。
久々に2人っきりで向き合った時、 何故か彼女は聞き上手だった。
吸い込まれる様に話し始めた話題は、 結婚について・・・
本当に好きな人には、 決して相談すべきでなかった事・・・
同じ遠距離恋愛経験者の言葉は、 重みに満ちている。
彼女が結婚を意識したのは・・・ 何故別れを選んだのか・・・
経験に裏打ちされた言葉の一つ一つが、 金槌で打たれる釘のように、 心の繊維を縫って綺麗に刺さる。
お前は結婚をどう思っているんだろうか?
まだきっと、 ただ「結婚」という言葉を追い求めているだけだ。
俺は結婚をどう思っているんだ?
先を考えて行く為の努力が、 まだまだ足りな過ぎる。
俺は彼女が好きなんだ・・・
素直な気持ちが、 今すべき事を妨げる。
歩いて行こうとする道に、 いつも分かれ道が浮かび来る。
彼女の問いに答えた俺の言葉、
「道は二つある」
その一つは、 破滅と名付けられた道。 本当に好きなあなたに向かって行く道。
話をわかってくれる。 だから頼る。 ますます彼女が遠くなる。
悪循環から抜けられない。 |
2001年06月17日(日)
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