18日〜20日、青山スパイラルで着物の展示会がありました。スパイラルは11時オープンなのだけれど、10時過ぎ、入り口に到着すると黒い服を着た展示会スタッフらしき女性が「おはようございます!どうぞ!」とガラスのドアをあけてくれる。私達の顔を覚えているのか?と思ったが、妻と二人揃って着物で行けばわかるか、普通・・・。
エレベーターのドアが開き受付。その前には竹林が再現されている。そしてお茶道具がディスプレイされ、京の干菓子が彩りを添え、モウセンが掛けられた台に腰掛け、お茶がふるまわれるようになっている。その奥にはなぜか赤い番傘を掲げた占いコーナーがある。うむむ・・・。
会場は大きく2つに分けられ、手前の4分の3は「ジュサブロー」ブランドの着物の定番と新作が展示されている。会場奥には壁と暖簾で仕切られて「西洞院 辻が花」のコーナーがあった。
「辻が花」と言う言葉から想像する着物はバァ〜ン!と迫力があって、ゴージャスで高いというイメージがあった。でも、今回の辻が花にはそんなイメージは当てはまらない。それどころか素朴でひそやかな感じとでも言えばいいか・・・。
それとジュサブローはといえばこれまたかわいい兎!ラブリーな新兎がいっぱいだ。
あと、黒留め袖の新しい提案が興味深かった。黒留め袖なので黒いのは当たり前だけれど、裾には全く柄がないのだ。その代わり両袖に柄が入っているし、比翼は色つき!しかもワンポイントの柄も付いている。これ着ていたらかっこいいかも・・・。
会場についてまずは丹守さん登場。大島風のキモノに唐獅子の黒い帯。自作の十字架の帯留めと、コウモリの根付け、そして自作の半衿は黒地にビーズをあしらったもの。足元はアンティークプリントの黒の柄足袋。ダークな感じでまとめて独特の世界を作っているって感じ。かっこよかったです。
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