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■ 無題
ニャン太郎、永眠。
本日正午。
たぶん18歳前後。
夜間救急に駆け込んだ9月21日から2週間ちょっと、頑張ってくれていたニャンが力尽きました。
ニャンがいなければ、その後の猫たちがうちに来ることはありませんでした。
頭がよく、面倒見がよく、甘ったれで、お客様にも愛想よくて、犬っぽいのに、でも、とてつもなく猫らしい猫でした。
先日も、食欲がないのは、もしかして腹水がたまっているか、肝臓の腫瘍から出血しているか、で、予定外の超音波検査となり、その機材がおいてある部屋が開くまで、しばらく待ってから、部屋に入ったときの「散々待たされた挙句、なんだここは?」的な顔が、先生と私のツボにはまって、思わず顔を見合わせたものでした。 検査の結果は、特に問題なく、少しだけ腹水がたまってはいるものの、早急に対処する必要のあるものではない、ということで、一日おきの点滴と次の木曜日に検査、その結果のよって通院の感覚を決めましょうと言う話をしたタイミングで、ニャンが「ふぅ」とため息をついたのです。先生も私も笑いを堪えながら、また顔を見合わせたものでした。
今日の明け方から、ぼうっと寝ているばかりになり、もしかして病院にいけば、多少は永らえるかもしれない、いや、この状態のニャンをキャリーに寝かせ移動することのほうが、酷なのではないか、と葛藤しつつ、ずっと寄り添っていました。 時々、苦しそうにするときは体をさすって、そうでないときは子どもをあやすようにポンポンと。ずっとそうしていました。
最後、苦しそうにカハッと息を吐き、体をそらせたとき、思わず抱き上げていました。ニャンはもう一度、カハッと息を吐き、足を伸ばしました。2度ほど、それを繰り返した後、軽くなっても芯のあった体から、ぐんにゃりと力が抜けていきました。
逝ってしまった、と思いました。
頑張って頑張って、生きてくれたことが、ほんとうに嬉しい。 ありがとう。
でも、さびしい。 18年ともに生きてきただけに。 最初の猫だっただけに。
でもやっぱり、ありがとう。 ニャンちゃん。
2017年10月07日(土)
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