にゃんことごはん
ごはん



 台風がもたらす強風だけど 蒸し暑い夜 恵みの風と

雨は恵み、生き物の生命を支えるから。では風は?
なんてことを、ふと思う夏の夜です。

いやいや、この蒸し蒸しと暑い夜に、風が吹いてくれるのは、ほんとうにありがたいこと。とりあえず、風の通りだけはいい我が家、風さえあれば、暑さを凌げます。
いつも不思議なのですが、たとえば扇風機が風を作り出したとしても、それだけでは、それほど涼しくは感じないのに、風が通り抜けていく-文字通り、家の外から家の中を通り、また家の外へ抜けていくとき、外は当然、家の中よりも暑いときも多々あるのに、なぜか、少しは暑さがマシになるような気がするのです。

もっと乱暴な言い方をすると、暑さを遮ることのできない家の中にいるよりも、それなり空気の動く家の外にいたほうが、まだ、暑さを凌げる気がする……といった感じでしょうか?

扇風機が空気をかき混ぜても風を感じたりはしませんが、たとえ暑く深いな外気であっても自然に流れていく空気が、風、と呼ばれるのかもしれません。

最近、茶々はピアノカバーの下にいます。片付けようと思っていたダンボール箱を「ちょっとの間だけ」と思って置いたら、早速、隠れ家に認定されたようです。
ちょうどピアノカバーがのれんのようになっていて、茶々を隠してくれています。
かくして、片付けたいのに片付けられない物リストが増えていくのでした。

さて先日のこと。

突然、無性に、ザワークラウトを食べたくなり(でかいキャベツが1個、冷蔵庫の野菜室を塞いで邪魔だったこともあるのですが)、これも確か発酵食品だったはず、と調べてみると、案外、簡単に作れるらしいことが判明したので、調子に乗って作ってみました。

至って簡単。普通に千切りにしたキャベツを軽く塩もみして、ミネラルウォータをひたひたに。それだけ。あとは放置。たまに、千切りならぬ、百切りぐらい切りムラがあったりしても、問題なし。
私は広口の瓶を使って漬けたのですが、1週間ほどでザワークラウトになりました。

うあ、びっくり。こんなに簡単なんだ、というのが第一印象。
今までいろいろ損をしていた気分にさえなるほど、簡単でした。
さすが、こだわるところはこだわるけど、省くところは省くゲルマン民族らしい(←偏見ではなく、あくまでも個人的見解です)の発酵食品です。
その後、よくあるパターンで目下、はまっています。
意外と塩分控えめでもいけるのが、最近、血圧が気になるお年頃としては嬉しいところです。
そして夏の定番、サルサも完備。

焼いた肉に自家製サルサをぶっかけ、サブはザワークラウト、そしてカシャーサのオンザロック。週末の至福のとき。

そのせいで。
とうとう。
禁断の電子書籍に手を出してしまいました。

かろうじて端末購入には至りませんでしたが、なかなか営業時間内に本屋に行けず、行けても購入が確定している本を探すので精一杯のなか、読みたいと思いつつも手を出せていなかった本を、手軽に購入して読めるとなれば、そりゃあねぇ、という話です。

秋の夜長の前に、夏の短夜にも読書の流れ。

2015年07月18日(土)
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