にゃんことごはん
ごはん



 三連休の世間とは無縁な我が家 三匹の平和な団子

リュウは大学祭、私は先々週から続く怒涛の展開のなか、この週末は本日のみ。
猫たちは、居間の座椅子に固まって、白、みたらし、あんこの団子状態です。

ここから以降、今日の日記は、猫ともごはんとも1ミリも関係のない話です。
少年漫画の話。
突然、むらむらと書きたくなったことがあったので、ここに書いてしまいます、すみません。

前提として、ごはんは漫画好きです。小説はもちろんですが、漫画も大好き。
週刊少年ジャンプは、今は無き(無きっていうな)『ヒカルの碁』の第二部が始まったときに、コミックス待ちをしていられなくて購入して以来、昨年の夏ごろまで毎週買っていました。
今は本誌は買っていませんが、好きな作品はチェックしていますし、電子版なるものの登場しているので、雑誌が場所ふさぎをすることもなくなり……つまりは、まだ読んでいます。

で、そのなかに『ハイキュー!!』というバレーボール漫画があります。バレー部出身者として見逃すことのできない作品です。作者の前作も好きだったので、新連載のころから愛読しています。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、週刊少年ジャンプという雑誌の作品コンセプトは「努力、友情、勝利」(順不動)で、バトル漫画が王道路線です。どんな漫画もバトルになります。スポーツはもちろん、長期人気連載の海賊漫画も基本はバトル、忍者漫画ももちろんバトル、料理もバトル、碁も勝ち負けを「バトル」として表現しえたから連載として成立したようなものです。

週刊少年ジャンプが生み出したスポーツ漫画として有名なのが『スラムダンク』、これは作者の画力がバスケットボールをバトル的に表現しえた例だと個人的には認識しています(ヒカルの碁、の系列)。
もう一つが、『スラムダンク』よりも前の1980年代に掲載され一世を風靡し、今も月刊誌で不定期に登場する『キャプテン翼』。最初こそ才能のある子どもが主人公のサッカー漫画でしたが、あっというまに必殺技がサッカー場で炸裂する『とんでもサッカー』バトル漫画となり、でも、日本がワールドカップに出場するなど夢のまた夢、という時代に、ひそかにサッカーファンを育成していた功績は見逃せません。この流れを受け継いで登場したのが、『テニスの王子様』(これも、初期は超中学級ではありましたが、ちゃんとテニスでしたが、連載が長期化するにつれ、『とんでもテニス』バトル漫画となりました)。
その後も、幾多のスポーツ漫画が新規に連載され、それなり続いたものもあり、玉砕したものもあり……。最近のヒットは『スラムダンク』の呪縛にめげず、異なった切り口でバスケットボールを表現した『黒子のバスケ』でしょうか。

そんななかにあって『ハイキュー!!』は、今のところバトル漫画化せずに、まっ正面からバレーボールを描きながらも連載が続き、アニメ化もされたました。マイナーな男子バレーボールという種目を取り上げたということも含めると、稀有な例です。

ただ、感想サイトなどを見ると、突っ込みどころがなさすぎて(まじめすぎて)感想を書きづらい、突出したところがなく悪くも無いけど、感想を書くほどではない、面白いけれど感想が書きづらいというポジションにいることがわかります。だから、人気はあるのだろうけれど(コミックスの販売が累計で100万部を突破したので)、ネットで話題になることは、あまり多くはないように感じます。

その要因のひとつとして、主人公側がヒールっぽいからでは、と常々思っていたのですが、今回、それを確信するような感想に当たったので、この日記を書こうと思ったしだいです。


続く…

2014年11月01日(土)
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