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■ 甘え上手−3
猫はなぜ甘えるのだろう。彼らとって、甘えることのメリットとは何だろうと、時々思う。ご飯にありつける、というのは、わかりやすいのだけど。ポンポンをねだるのは、あれは、やはり気持ちがいいのだろうか。 撫でると喜ぶのは、一説によると、子猫のときの母親にされていたグルーミングの代わりなのだそうだ。猫の場合、飼い主と飼い猫は、母(飼い主が男でも)子関係にあると言われている。いつまでたっても、マザコン。人間のマザコンは、ちょっと困るけれど、猫のマザコンは大歓迎だ。
我が家の、甘えない猫双璧は、ショーとあみっち。
ショーは触られたり、抱かれたりが好きではないし、ニャ〜ン♪という感じの鳴き方をしないのが、甘えないというイメージをつくっているだけで、お腹が空いているときは体を擦りつけてくるし、おねだりもする。でも、総じて、クールではある。 そのショーだけがする甘え方が、ひとつだけある。ときどき、私の手からカリカリを食べたがるのだ。カリカリにも猫缶にも反応しないで、じっと私の顔を見る。手にとってあげると、ちょっと匂いを嗅いでおもむろに食べ始める。はぐはぐと、けっこう食べる。冷たい鼻面とちょっとザラついた舌がくすぐったい感じもするのだけど、めったにないことなので、それは我慢。 お腹がいっぱいになると、満足そうに口の周りを舐めながら行ってしまうので、束の間の幸せという感じがする。
あみっちは、元野良だから人間に甘えるという概念を持っていないのかも、と思う。いつも部屋の隅のほう、家具の陰をコソコソと移動する。そんなだったのに、発情期が来て、どういうわけか私の膝に乗ってくるようになった。ただし、居間にいるときには近づいてこない。必ず、パソコンの前に座っているとき、だ。 これは、膝に乗るというよりも、ポンポンをせがんでいるのだ。だから、私が知らん顔をしていると、じっとこちらを見る。目が合うと、「あーん」という感じに鳴いて催促する。ポンポンと叩くと、目を細めてうっとりする。いつもは警戒心全開のあみっちの、こういう無防備な姿は、こちらの心をくすぐるのだ。
とまあ、こんな感じなのだが。 どの子も可愛いわけだから、それなりにみんな甘え上手ということになるのかもしれない。
◆冷蔵庫を買い換える前に、食器棚を移動しないといけないとわかり、にわかにヤル気が失せてしまった。とはいえ、このままでは、夏に向かって悲惨なことになるので、なんとかせねばなるまい。おまけに、今朝は寝過ごしてしまって、リュウは漬け物でご飯を食べて学校に行ったようだった。あ、あと、牛乳とにんじんジュースも飲んでいた。 * 夜−キノコ入りハンバーグ、アスパラとトマト、青菜の卵とじスープ、もやしとエンリギの炒め物、キュウリの糠漬け
2001年06月18日(月)
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