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■ 子守り猫は秘密工作員?
毎朝、私が新聞を読んでいると、どっかりとその上にのってポンポンをせがむニャンタローは、リュウが学校に行くときには必ず玄関までお見送りもする賢い猫だ。
この子が、インターネットの里親募集で出会い、最初に我が家にやってきた猫だ。 「里親募集しているよ」と教えてくれた友人によると「キジトラはおしゃべりで人懐こくて頭もいいし、最初に飼う猫としてはいいんじゃないか」ということだったが、ほんとにそのとおりの猫だった。 トイレは一発で覚えたし、我が家に来た初日からリュウや私の布団に潜り込んで来て、甘えてくれた。朝になってお腹が空くと、私のおでこを肉球でペタペタとやって起こしたりもした。 実は動物を飼うことには、とても抵抗があったのだ。世話も大変だし、室内で飼うとなったら掃除も大変だし。当時、仕事が忙しくて外出がちだったため、リュウに「ひとりで寂しいから猫飼いたい」と言われて「ええ〜」などと誤魔化していた。 とうとう誤魔化しきれなくなって、半ばしぶしぶ飼うことにしたのだったが、飼ってみたら私のほうがメロメロになってしまった。 そして、次々と猫が増えていったのだが、新入りが来るたびに、ニャンが世話をしてくれた。まるで子守り猫だ。
猫サイトや猫雑誌などを読んでいると、ニャンのような子守り猫の話がほかにもいることに気づく。たいてい、多頭飼いのおうちに最初に来た猫だったりする。 最初に来たから仕方なく子守り猫になるのかもしれない。 でも、「もしかしたら、猫バカ因子を持っている飼い主のところに、ひそかに送り込まれてくる秘密工作員かもしれない」と時々思ったりする。 ニャンの後に来た子たちは、撫ぜられるのが嫌いだったり、何度教えてもふすまや椅子で爪とぎしたり、と、ひと癖もふた癖もあるのだが、こっちはすっかり猫バカになっているから、「これも、この子の個性ね」と笑って見ていられる。でも、もしこういう子が最初の子だったら、こうも次々と猫が増えたりはしなかったのでは、と、ふと思ったりするのだ。
なんだ、猫って飼うのもそんなに大変じゃないし、可愛いし、これだったら、あとちょっと増えても楽勝よね、と飼い主を洗脳する猫。それが、子守り猫なのかも……。
◆今日は、リュウが珍しく「こってり系のごはんがいい」と言った。このところ、ちょっと蒸し暑い日が続いて、あっさりしたメニューが続いたからかな。 * 朝−炊き込みごはん(昨日の残り)、昆布と野菜入り卵焼き、トマト いんげん胡麻和え、じゃがいもバター焼き、ワカメスープ * 夜−八宝菜(ニンジン、ピーマン、タマネギ、しいたけ、キャベツ、絹さや、豚肉、乾しエビ、きくらげ) 鶏レバーと韮炒め、サーモンフライwithタルタルソース、トマト、青菜のスープ
2001年06月06日(水)
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