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あみの秘密日記
水城あみ

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2004年07月07日(水)
あぢー!




私の前に、小学4年生位の男の子達が、歩いていたのです。



少年A 「あぢー! あぢー! 今、何度かなぁ?」

少年B 「40度は、あるんじゃねぇ〜の?」




少年A 「40度?バッカだなぁ〜もっとだ、もっとあるだろ?!」

少年B 「じゃ100度かぁ?」




少年A 「そんくらいはあるな、だってあぢーモン!」

少年B 「昨日は、俺70度だったよ」





えっ? 

俺70度?

ちょっとそこの少年よ、体温の話をしてたの?

体温が70度?


死ぬぢゃん!!





少年よ!おねえさん、ちょびっと悲しいよ。

脳みそ溶けてるぞ!!


アンポンタレ!!  (* ´Д`*)





2004年07月09日(金)
あーめん。




はじめて、人間が階段から転げ落ちて行くのを見ました。

しかも、1番上から1番下までコロコロと、まるでダルマが

落ちて行くようでした。





落ちたのは、大野ことみです。

日頃のバチが当たったのでしょうか?




不意に「ぎゃぁぁぁ〜〜!!」

と、いう悲鳴とトモに落ちて行きましたよ。





見事な大の字で倒れており、おパンツ丸出しでした。

めくり上がったスカートを、自分で直す事もなく、それを誰も

直してあげる人もなく、しばらく丸出しのまま大の字でグッタリ

しておりました。





このまま死んでしまうのかと思ったけど、

ゾンビことみは、すぐに息を吹き返し

「いだぁぁ〜い! いだぁぁ〜い!」と言って泣いておりました。





男の先生が、ふたりがかりでかつぎ、保健室に連れて行きましたよ。

日頃、「地獄に突き落とすぞ!!」が口癖だったことみは、

自分から地獄へ落ちて行ったのです。

((((* ̄ー ̄*)†~~~ あーめん。





2004年07月10日(土)
勝手に 愛さないで!!




なんて毎日あぢーの?

溶けて、消えてしまいそうですよ。




朝、洗濯機が回っていたので、中をのぞいたら、

涼しそうだったので、入ってみたいなぁ〜と思い

片足を入れそうになったよ。

ヤヴァイです。




脳みそが、溶けちゃったようです。

それとも、腐っちゃったのカモしれませんよ。




そんな私の姿を、ずっと見ていた奴がいたのです。

父・恭兵です。




恭兵は、何かから変身がとけたような顔をしてこうぬかしたのです。



恭兵 「あみ!本気だっただろ?」

あみ 「何が?」




恭兵 「本気で洗濯機に、入ろうとしただろ?」

あみ 「ふっ!そんな事する訳ないでしょ?!」




恭兵 「イヤ、本気だったな、俺にはわかる」

あみ 「何でわかるの?」




恭兵 「愛してるからだよ。」

と、馬面でほざきやがった。


あみ 「私の許可もなく、勝手に私の事を、
     愛さないでよ!!」







でも、図星だっただけにくやしぃ。  (;`皿´) い〜だ!!






2004年07月12日(月)
松田優作になりたい男。




昨日、電車の中で自分の事を、かっこイイと思っている男と会った。

彼の名前は、高田俊平。

姉・理子の元彼である。




真っ白いTシャツにGパン、黒いサングラス。

サングラスは、必須アイテムらしい。




あみ 「いつもサングラスしてるね、どーして?」

俊平 「あぁ〜これ?!人に目を見られたくないからなんだ!」




あみ 「恥ずかしいの?」

俊平 「フッ まぁ〜そんなとこかなぁ ハハハハッ」


席が空いたので、私は座ったが、彼は座らなかった。




あみ 「ここ空いてるよ! 座らないの?」

俊平 「あぁ 俺はいい」


私の前で彼は、吊革につかまりながら、本を読み始めた。

何の本を読んでいるのか見てみると。

大薮春彦の『野獣死すべし』だった。




あみ 「大薮春彦 好き?」

俊平 「好きだよ、ほとんど読んでるしね」




あみ 「松田優作も好きなんじゃない?」

俊平 「でー好きだよ!」


やっぱり彼は、ハードボイルドが、好きな男なのだと思った。





あみ 「音楽は、矢沢永吉なんて、好きなんじゃない?」

俊平 「でー好きだよ! あみちゃん良く知ってるねぇ。」


実は、理子から聞いていたのである。




彼は、自分が松田優作だと思っている。

てか、松田優作になりたいと思っているのだ。

彼は、優作になる為に、こんな事を毎日やっているらしい。




まず、毎朝『めざましテレビ』は、必ず見ているらしい。

めざましテレビを見て、優作になれるのか不思議ではあるが、

彼にとっては重要な番組らしい。




はみがき粉は、デンターライオン、朝食は、いつも牛乳と

ゆで玉子と生のトマトをまるかじり。




そして、豪快にお金を使ってしまうのが、かっこイイ男だと

思っているようだ。

ゲーセンやパチンコで1度に1万円から2万円は、使ってしまうのだ。




こんな事、屁の河童っぽいが 普通の大学生は、やらないだろう。

ケチったり 節約などしないし、けして貯金なんてしないのである。




そして彼は、身体にも気を使っている。

週に2,3回トレーニングジムに通い 筋肉をきたえている。

彼の辞書には、デブになったら死ね!!

らしい。。。





一途な男でもあるようだ。

2年前に理子と別れたのに、まだ想っているみたいだ。



俊平 「理子は、元気か?」

あみ 「うん!元気だよ」



俊平 「彼氏は、いるのか?」

あみ 「うん、いる。」

俊平 「そ、そっか。」


ひくひくと頬を引きつらせていた。

まだ、好きっぽかった。




しかし俊平は、ハードボイルドな男を、演じなければいけないので

もう何も言わなかった。





彼は、普通の暮らしが、できない男なのだと思う。

理子の話だと、自分の過去は、暗ければ暗いほどかっこイイ

と思っているらしい。




なんたって松田優作なのだから。


何度も彼は、理子にこう言っていたそうだ。



「実は、俺の両親は、ホントの親じゃなかったりしてな。

ホントの親は、もう死んでいてさぁヤクザとか、殺し屋がホントの

父親だったらカッケーんだけどなぁ〜」

と、本気で言ってたとか。




小説というモノは、こんなにも人を、バカにしてしまうのだろうか?

将来の夢は、「昼間は、普通のサラリーマンで夜は、殺し屋
なんてカッケーなぁ」


と、本気で言っていたらしい、ここまでくると本物のバカである。


彼は、普通がいやなんだと思う。

人が経験しないような事をしたいのだ。



この先彼は、結婚しても離婚を繰り返し、いろんな所に子供がいる、

そんな男に憧れているに違いない。



間違っても、日曜大工なんかして妻を喜ばしたり、家族旅行

をするマイホームパパには、絶対になりたくないと

思っているのだ。




なんたって、松田優作なのだから。



そんな彼が、「大っ嫌い!」と理子が言っていたと言ってやろうかと

思ったが、余計なお世話なのでやめた。




情けない男と思わせといて、実はどっこいカッチョいいんだぞ

と思わせる作戦なのかもしれないが、

バカが先に見えてしまうのが悲しい。





駅で別れる時、彼のママが迎えに来ていて、ママの車に乗って

彼は、帰って行った。


彼がママを見つけた時の笑顔満開の顔を、私はずっと忘れないだろう。




2004年07月13日(火)
恵美の受難。




何故だか良く解らないが、恵美には友達がいない。


忘れ物をすると必ずみんな惠美に借りに行く。

だけど、仲間じゃない。




嫌いじゃないけど、好きじゃない。

嫌いじゃないから、好きなのカモと思うとそうでもない。





いつもみんなに利用されてしまうのだ。

じゃ性格が悪いのかというと、そうでもない。




もしかしたら。。。

ブス・デブ・バカの3点セットだからなのかな?

いや違う!!




臭い・ギャランドゥの5点セットだった。





だからといって、みんなにイジメられている訳でもない。

ただそばにいると、ウザイのかもしれない。





だけど惠美は、とっても努力家なのだ。




毎日 「今日もお疲れさん!」

と、肩をポンと叩きたくなるような努力をしている。




惠美 「ねぇねぇ、このパン食べない?
     たくさん買い過ぎちゃったのぉ〜」

A子 「くれんの?」




惠美 「うん!どーぞ!」

A子 「みんなー!惠美がパンくれるってぇー!!」




惠美 「あの〜 私の分は、取らないでぇー!!」

 で、あっという間にパンは、なくなりました。
                    おしま〜い!




A子 「でねぇ〜笑っちゃうでしょ?!」

B子 「やだぁ〜マジ?あははははぁ〜」

惠美 「何?何?何の話? まさか私が、デブでブスで
    キモイなんて言ってたりしてねぇ〜あはははぁ〜」




A子 「うん!そだよ!」
                     おしま〜い!





A子 「でさぁ 今度、彼とプール行くんだぁ〜」

B子 「いいなぁ〜プールかぁ
     私は、水族館へ行く約束してるんだぁ〜」

惠美 「いいねぇ、彼がいる人は、私もほしいなぁ〜」

A子 「無理じゃない?!」
              おしま〜い!





話がどうも続かない、何がいけないのかな?

こんなに頑張っているのに。。。



惠美、ファイトだ!!

私は、応援しているよ。 d(*⌒▽⌒*)b




2004年07月14日(水)
余裕をぶちかませ!!



暑さのせいでしょうか?

米沢兄の顔色が、とっても悪かった。




4時間目が、もう少しで終りそうな 時だった。

ドデカイ肉のかたまりが、ドッスン!!と音を立て床に転げ落ちた。





うひゃー!!




米沢兄が、ぶっ倒れましたよ。

顔は、真っ青!!

死んじゃったのかと思って、みんなが心配して近づいてみると。。。















ぶっ!!







うっ!!









くっせぇー!!!!







米沢兄は、とてつもないドデカイ大きなオナラを、一発かましたのです。


みんなは、もう大騒ぎ!! \(◎o◎)/!





今まで、死にそうだった 米沢兄の顔色が

真っ青から、ピンク色に変わって行ったのです。






宮本 「米沢!お前何だよ屁なんかしやがってよ」

米沢 「えへへへ わりー 屁したら治っちまったぁー」




宮本 「どーしたんだよ 大丈夫かぁ?」

米沢 「何かぁ ケツに栓がしてあって、栓が抜けたみたいなんだ!」




宮本 「栓? それってまさかクソじゃねぇだろうなぁ?」

米沢 「そのまさかみたい。」





宮本 「じゃーお前今、う○こしちゃったの?」

米沢 「そーみたい。」







全員 「こきたねぇ〜!!」





ことみ 「あんたさぁ 肉ばっか食ってんじゃねぇの?
     あんたのう○こって、肉でできてんだよ
      水飲めよ、なぁ?!水!!」

米沢 「う、うん これからそーするよ。」




ことみ 「弁当 持って来いよ!!」




米沢兄は、言われた通り、お弁当を持って来た。

お弁当のふたを開けた ことみは、鼻の穴をひくひくさせてこう言ったのです。




ことみ 「あんたねぇ、こんなモン食ってたら死ぬよ!」

米沢 「う、うん。」




ことみ 「肉なんてもう食うんじゃないよぉー!
      それよか、自分の肉をとれよ!
      私さぁ 肉とるの手伝ってやるからさぁ」

米沢 「う、うん。」




ことみ 「じゃこの肉 全部もらうから」

米沢 「えぇ〜〜!!」






ことみは、米沢兄のお弁当のおかずの肉を、全部取り上げ

自分のお弁当箱に、むりやり詰め込んでしまったのです。




米沢兄のお弁当箱には、もう白いご飯と黄色いたくわんと

赤い梅干しか残っていません。

米沢兄の顔からさぁ〜っと血の気が音を立てて引いて行く

ような気がしました。





きっと米沢兄は、心の中でこう叫んでいるに違いありません。


『大野!お前だってデブのくせに何えばってんだよ この野郎!!
 俺の方がお前よりちょっとデブなだけじゃねぇかぁ

 お前こそ肉ばかり食ってたら死ぬんじゃねぇのかぁ?!
 屁したぐらいで、俺の肉取りやがって呪い殺すぞこのドブスが!』


とでも思ったのではないだろうか?!


しかし心の中でなら、どんなに絶叫しても、ことみには届かない。

米沢兄の大絶叫は、むなしく米沢兄のドデカイ胸の中だけに

鳴り響き消滅してしまうのだろう。。。


米沢兄よ!君は今、物凄く我慢しているね。

二重アゴが小刻みにブルブルと震えているではないか!

大きなお世話だが今年の夏は、スリムになってことみに

余裕ぶちかまして 「俺に惚れるなよ!やけどするぜ!」

などとホザいてみては、どーだろうか?





2004年07月15日(木)
ハエを食べる女。




お弁当を、食べていた時の事です。



ぶ〜ん!!



ハエですよ。ハエ。

なんてウザイの?





手で追い払うと、何処かへ飛んで行くんだけど。。。

すぐまた来やがる。




ことみとみおと3人で、カッコいい男子の話で盛り上がっていると、

また、さっきのハエが。。。


ぶーん!!




最初は、ことみの頭の辺を、飛んでいたんだけど。。。

手で払った事に、気を悪くしたのか、ことみに体当たりして来ましたよ。







ぎゃあぁぁぁぁぁぁーーーー!!(失神)





ご、ごあいです。


ハエの体当たり!!




まるで、特攻隊みたいじゃないですか。

ことみに恨みでも、あるのですか?

そりゃあるカモ、ハエに限らず。





しばらくして、

ハエが来なくなったので私達は、もうすっかりハエの事など

忘れて、またカッコいい男子の話で、盛り上がっていました。


すると、どっからともなく さっきのハエが 来たのです。






あっ!!





ことみが、大口開けて笑った瞬間、口の中に入りましたよ。


しかしことみは、全く気がつかず、

お弁当を食べ、話を続けているのです。





ちょっと、ことみ!!


ハエが口の中に入ったよ、解らないの?

ホントにハエは、ことみの口の中に入ったのです。

私とみおは、確かに見たのです。





みお 「ねぇ、ことみの口の中にハエ入ったよね?」

あみ 「うん!入ったよね。」




みお 「ことみ、解らないのかなぁ?」

あみ 「多分、気づいてないね。」




みお 「きっと、飲んじゃってるね。」

あみ 「うん、飲んじゃってるね。」




みお 「ハエ飲んでも、死なないかなぁ?」

あみ 「きっと噛まないで飲んでるから、下から出てくるんじゃない?」




みお 「そっかぁ そーだよね じゃ黙ってよ。」

あみ 「うん、小さいから平気だよ 多分。」




みお 「そーだよね へたに教えると暴れるよね。」

あみ 「そーそー 暴れたら大変じゃん!!」





みお 「何も知らないで、静かに死なせてあげよっかぁ〜?」

あみ 「うん」






って事になりました。






今ことみは、元気です。




お腹も痛くなっていません。

私達のとった行動は、間違っていなかったのです。

ことみは今、とっても幸せです。



何も知らないって、素敵。 (*´∇`*)