初日 最新 目次


うたかた
sakurako

2011年04月29日(金)
あああそうか

イベント近いしプチオンリ登録してるからこんな休止状態のサイトの訪問者様が微増しているのだな。と、久しぶりに自分で来て見て気がつく休日出勤デー。

5/4 SCC20 さ-57a 「Twentyfour-seven」

新刊は「戦場のボーイズライフ」
平新の推理モノだと自分では思ってるんだけど例によって例のごとくCPは微妙。4人出てきます。
あ、ねだん計算してない……A5で70Pくらい、700円くらいだとおもいます。
表紙ねだってすばらしいのを描いてもらっちゃったので、それ見るだけでもお立ち寄りください(笑)。

既刊もあるだけもっていきます。
・Love is on the table 1・2
・でり快
・In an instant
あたりが、残っている、ハズ(帰ったら確認しますすみません!)

「名探偵に花束を」様の企画ペーパーを今さら書いているところ。5000字程度の軽い無料配布本くらいな仕様になるかと思いますが残念な(?)ことにR18になっちまっいそうなので18歳未満のかたには配布できません、ごめんなさい。全年齢仕様のやつは書けたら、別途……。R18のほうは内容的には快新です。何サイトだ。平新サイト平新サイト(久々に出た呪文)。

お会いできる方々、楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。



2011年04月25日(月)
quasimode “Magic Ensemble Tour 2011” @渋谷www

この会場に来ると「海の向こう、約束の場所」を思い出す。すっかりきれいに生まれ変わりました。今日は「ウイスキーの後輩byキクチさん」として響+ペリエのウェルカムドリンクサービスもありのオトナムード。けど客層は若かったな。普段と違うフィールドはちょっと緊張しました。
前半アゲアゲのノリノリだったので「わ、若い……!」とびびったけど、これはさすがにやりすぎのペース配分だったらしい。
アンコール前に先生が帰るというアクシデントあり(笑)。
後日「やー「これからもクオシモードをよろしくお願いします」ってみんなで礼するんだぜ!」って照れてらした。
悪いけど、普段自分がいかに好みの曲と演奏を浴びるように堪能しているかを実感してしまったライブだった。
平戸さんのピアノは良いね。

1. daybreak
2. Down In The Village
3. Ant Soldier
4. Naghol Jumping
5. Conglis Strut →Havana Brown
6. Sympathy For The Devil feat. タブゾンビ
7. No More Sadness (Yusuke Hirado solo ver.)
8. So What
9. Cosmic Eyes feat. 菊地成孔
10. Rebel Riot
11. Music Can Change The World feat. HanaH
12. Whisky's High feat. AFRA
13. Lush Life
EC. All Is One



2011年04月17日(日)
オーケストラ・ニッポニカ 第19回演奏会

W.L.ドーソン/ 黒人民謡交響曲 (1934/1952)
唯是震一/ 筝とオーケストラのカプリチォ (1954)
A.ドヴォルジャーク/ 交響曲第9番「新世界より」 (1893)

筝 奥田雅楽之一
指揮 阿部真也
管弦楽 オーケストラ・ニッポニカ

熟練した技術のプレイヤーが集まってこその注意深い響き、良い意味で奇をてらうことのない誠実な演奏を堪能しました。素晴らしいアンサンブル!
珍しいお琴の生演奏が聴けた2曲目、よく聴き知っている「新世界」(とは言え通しで聴いたのはいつ以来かしら!)も素晴らしかったのですが、私は1曲目の黒人民謡交響曲が特に印象に残りました。バスクラにコントラファゴットにコールアングレにチューバ、という少し珍しい構成の響きも面白かったし、ポリリズムを取り入れた難しいフレーズを難なくこなしているところなど、あまり詳しくない私でもすごいなあと。

ここのところ世の中に何かと不安感みたいなものが充満してますが、心安らぐひとときを過ごすことができました。



2011年04月14日(木)
『new date』@晴れたら空に豆まいて

個人的な話で恐縮だが、バンドにはふたつのタイプがあると思っている。言語誘発性のあるバンドとないバンドだ。どちらが良いとか悪いとかそういう話ではもちろんない。ただ、ステージの前に立ち/あるいは座り、バンドの演奏に耳を澄ませた瞬間に何かしらの言葉が立ち昇ってくる(それは呪詛にも似た意味不明の言語のこともあるし、メロディラインのうつくしさをそのまま描写したような場合もある。外国語のこともあるし、単語の羅列のときもある)音楽と、逆に頭が真っ白になっていくような感覚を覚える音楽とがある、ということだ。
前者のバンドを、私は勝手に「言語誘発性のあるバンド」と呼んでいる。AFTOは確実にこちらにカテゴライズされる。

わたしはまだ3歳か4歳くらいの幼子で、質素な二間続きの奥のほうの部屋にいる。古びた畳のうえに敷かれた布団に、首まですっぽりと潜り込んでいる。夕暮れ時で、室内は持ち上げた自分の指のかたちすらぼんやりとしか見えない程度にうすぐらい。続きの居間で1本だけ灯っているちりちりとした蛍光灯の光が畳の縁のところまで来ているけれどわたしを照らしはしない。朝から熱を出して寝ているせいで意識は朦朧と霞んでいて眠っているのか起きているのかすら判然としない。台所からは母が包丁をつかう音と、わたしに気を使ってか小さく絞ったテレビの音が流れてくる。6時のニュースを読み上げるアナウンサーの生真面目な声。森へかえってゆく鳥の甲高い鳴き声。汗ばんだ寝息で湿った布団の襟元。いつのまにかわたしはとろとろと眠って、おそろしいような夢を見るがそれが本当に夢なのかどうかは誰も知らない。だんだん暗くなってゆく部屋でぼんやりと聞いているテレビの音声こそが、もしかしたら。

わたしの拙い表現でどこまで伝わったか甚だ心許ないが、もし興味を持ってくれるひとがいたなら、ぜひAFTOのライブを聴きにいってみて欲しい。
そしてよければ、美味しいお酒でも飲みながら、あなたには何がきこえたかわたしに教えて欲しい。

【出演】
●Informel 8 {三輪裕也(compose) 類家心平 (tp) 上運天淳市 (a.sax) 高井汐人 (t.sax) 中嶋錠二(pf) 大和康夫(ba) 田中教順(ds)} 
●AFTO {雨下克(laptop,keyboard)/福岡宏紀(sax)/田村大介(guitar)}



2011年04月06日(水)
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール・ウィズ林正子@ブルーノート東京

菊地 成孔(サックス、ヴォーカル、コンダクト)
林 正子(ソプラノ)
早川 純(バンドネオン)
林 正樹(ピアノ)
鳥越 啓介(ベース)
大儀見 元(パーカッション)
田中 倫明(パーカッション)
堀米 綾(ハープ)
吉田 翔平(ヴァイオリン)
楢村 海香(ヴァイオリン)
徳澤 青弦(チェロ)

1. 導引
2. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
3. 京マチ子の夜
4. MEDLEY <はなればなれに→映画「アルファビル」〜悲しきワルツ
→映画「バターフィールド8」〜バターフィールド8のテーマ>
5. パリのエリザベス・テイラー(存在しない)
6. アリア 私が土の下に横たわる時〜オペラ「ディドとエネアス」より
7. 大天使のように
8. KILLING TIME
9. 儀式〜組曲「キャバレータンガフリーク」より
10. MEDLEY  <ルペ・ベレスの葬儀〜他人の顔>
11. WAIT UNTIL DARK

メイデン黒サマードレス(喪装)

・自由席でやたら早く着いたのでいちばん前(笑)。早川さんが床に置いたキクチさん手書きの曲順表が読めるくらい。そのせいか生音っぽくて、響きをたのしんだ日だった。前過ぎて譜面台でキクチさんの顔が隠れてたのを、途中で下げて(くれた)のだと信じるのも楽し。
前半音が硬めでリードミスも多かったが、そういうセッティングかつ狙いだったのだと思う。後半は太く太く吼えてた。
・ビオラの菊地さんが今夜は欠席。キリングタイムなんか、弦のパートはやはり響きがちょっと違う。
・「他人の顔」はすっかりレパートリーになったな。
・「どんな人生にもチークタイムは存在する。音楽にも似て……と言いますが、逆だと思いますね。つまり、音楽が人生を模倣したのだと」
・なんか今夜も泣きそう
・募金箱を持ってメンバーが客席を回るという見てはいけないような光景が…! 50万以上一晩で集まったそうだ。私のテーブルにはキクチさんと林さんがいらっしゃった。

今夜のカクテル VIOLET EYE
(エリザベス・テイラーの虹彩は非常に珍しいバイオレットだったということです)
フォアグラのカナッペ