ヒルカニヤの虎



 空に青い鳥を見たら

今年も生だよ芸人集合!笑いっぱなし伝説がない年越しなんて...。
去年からはじまったざっくりハイタッチのほうはジュニアと小薮が司会なんで、オールザッツから引き続きもうお腹いっぱいです。大阪人は東京行った旧大阪芸人にWコージしか求めていないの。あとケンコバと野爆。きのう年内ラスト忘年会で行ったしゃぶしゃぶ屋の隣グループ(30代男性4人)が「オールザッツは陣内とケンコバやないとな〜」と語りあっていて、「ですよね!」と仕切り布を跳ね除けそうになった。これ以上ジュニアと小薮を推すなら地上波から離れる勢い。ありがたくもなんともない。あ、そんななかでもお昼の関西ローカル上方漫才トラディショナルはよかったです。新旧入り混じっても全くゆるぎない。

そんなわけで年内忘年会も終わり。大晦日の夜は何気につけたBSプレミアムでLotRを一挙放映しており、「おおっ」となったままえんえん見続けている。なつかしい。おかげで紅白も笑ってはいけないも見てない。LotRはもう10年以上前なのね。上映時間が長すぎて映画中はじめてトイレ行ったなあ。あれは大学時代のことです。時の流れに吐き気がしますね。それにしてもピータージャクソンはトールキン関係がライフワークになってしまって、乙女の祈りとかブレインデッドみたいなのももう一回見たい。惜しい。第9地区はあれは監督じゃないんだっけ。ホビット見てなかったけど見たくなってきたな、新作にカンバーバッチ出てるしな。と思ってたら三が日にBSでSHEROCK3やるんだ!?これは見なくては。どうしよう、地上波の番組表見ても黒田節くらいしか地上波で見たい番組がない。今年のおもしろ荘は誰が出るんだろうね。

ということで本年も終わり。とれたてお笑いレポなどすっかりなくなり、ただただ老兵がお笑いの今を愚痴ってるような日記ですが、カウンタ見ると依然けっこうな数の方が来てくださっていて申し訳なく思います。でも来年もぼちぼちと続けていこう。

2014年12月31日(水)



 陽はまた昇る

忘年会があってもオールザッツ漫才に間に合うようおうちに帰る、これ関西人の基本。今年のオールザッツにはアームストロング安村改めとにかく明るい安村が出ているのでハラハラしていたのですが、予想をはるかに超えて暖かくオールザッツに迎え入れられていた。安心した。ちなみに生地の少ないパンツが姿勢と角度によって履いていないようにみえるというネタです。攻めに攻めぬく大阪の若手の中で、安定感のある体型とベタさはよかったと思う。フットカットを勝ち抜く底力。あと大阪芸人のなかで座ってる2700とトータルテンボスは馴染みすぎてて二度見するレベル。デニスはまだ馴染めていません。

今年もこのまま朝までながら見。実は司会がジュニアになったここ2年は録画していない。司会は陣内とケンコバ、アシスタント若槻千夏でええやんか…。せめて東のりで…。

2014年12月30日(火)



 大きく深い川

今年は24日にクリスマスキャロル読めた!青空文庫の草野訳だけど。プディングをちびちび、ラムをなめなめ。当日に英語はもうあきらめました。草野訳ではクリスマスプディングが「肉饅頭」になってて笑う。551のほかほかイメージが刷り込まれてしまったわ。

で、25-26日は今年最後の取材で温泉入って、一瞬だけ自分を慰安して帰ってきた。さて年明け5日以降の怒涛の締め切りラッシュに向けて気を引き締めなおすぞおおお!9連休なんかすぐだぜ!…でもやっぱり忘年会は連夜あるので、朝〜夕方まで仕事→忘年会→帰ってきてお笑い特番か映画みながら仕事、という年末年始の終わらないループを実行中。

きのうは帰阪した10年来の相方と梅田でぶらぶらしていて、昔好きだった喫茶店やカフェや食べ物やさんがなくなっていることに悲しみ流離ってしまった。なんでや…カフェコムサはなんであんな改悪をしでかしたんや…。ゆるぎない英国屋でしみじみとする。

でも何が楽って、お酒を飲まない人たちとの付き合いがぐっと増えたせいでノンアル度が高くなり、肝も胃も頭もしんどくないことだ。これはよい。かつて飲んでいた仲間も皆飲まなくなってきて、そうかもう酒飲んで騒ぐ年でなし、酒に逃げる未来が来るかは自分にかかっていて、もうちょっとわれわれ踏ん張ろうねと。あいかわらず「それゆけ!メッセンジャー」を愛聴しているのですが、黒田が「30代で踏ん張れんかった奴は40代で逃げる」と断言しててふえええってなってる今。怖い。怖いな。でも逃げていて一番こわいのは、逃げていることそれ自体を自覚せずに逃げてしまっていることだ。2014年のおわりに自分の足元を検分している。正気のままではだめなのに、私はまだ正気でいて、だから足りていない。

2014年12月27日(土)



 そんな決まりがなくたって

気楽な気持ちでTHE MANZAIを観ていたのですが、若手のお笑いから離れて寄席ばっかり行ってるとエレファントジョン、トレンディエンジェル、華大、三拍子あたりで爆笑しちゃうな。かゆいところをちゃんと掻いてくれるお笑い。お笑いライブに通い続けてるとかゆいところはすでに掻かれすぎて痛いくらいで、でもかゆいところを掻かれるのはやっぱりきもちいいから、「あ、ここもかゆかったんだ」っていう新境地開拓タイプの笑いを求めてしまう。
学天即も囲碁将棋も和牛もアキナも、あとにちょけんもダイアンもそれぞれすごく思い入れはあるんだけど、普通まずかゆいところを掻いてほしいんだよね。博多華丸大吉で間違いないと思いました。世間とのズレがなくなってきたのかもしれない私。
でも!やっぱり!学天即が!好きだー!(いい逃げ)

というところでNHK-BS1の天皇杯決勝に替えたんですけど、JTつよい。

2014年12月14日(日)



 だんだん歪んでみえてくる

現在進行形でインカレ(大阪中央体育館)→Vリーグ(ニコニコ配信)→天皇杯(バレとも会員ユースト)と順調に泥沼っている男子バレー。いかん、東京に…明日の天皇杯決勝に行きたい…。とても久しぶりですこの感じ。とりあえず来月の大阪中央体育館のチケットとったった。

最近あまりにもメッセンジャーのラジオしか聞かなさ過ぎて、久しぶりにラブレターズのANN聞いてたら暗澹たる気持ちになる。就活の大学生が語る夢みたいなふわふわ感。とんねるずみたいになりたいって、観客は劣化とんねるずなんかいらん。劣化バナナマンもいらない。天才でもない限り、できるお笑いなんて結局一生1つしかないんじゃないの。どうTVに出てどう使われるかより、どういうお笑いをやりたいかじゃないの。それが「唯一」だから私たちは痛いほど手を叩き、高いチケット代を払うんだと思う。そこからテレビで売れる人は売れてゆく。そこすっ飛ばしてテレビを「上」というのなら、目の前の客を笑わせることを至上としないなら、もうお笑いとは無関係なタレント未満だ。いっそ悲しくなる。これ芸人辞めるか辞めないかの聴取率週間の企画なんですよね。見失ってるなら辞めてしまっていいかもね。
結局深夜ラジオはオードリーANNと深夜の馬鹿力、不毛な議論、めがねびいき、バナナムーンくらいしか聞かなくなりそう。ANNはなんか一気におかしくなってきた。あ、でもウーマンは他にない感じなので残ってほしいです。

そんなわけで再々メッセンジャーのラジオをしがむことにする。この前地元の友人とお茶してて、満場一致で「結局まわりまわってメッセンジャーやな」という話になりました。たぶんライセンスはメッセンジャーの方向性に行くべきだった。

2014年12月13日(土)
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