ヒルカニヤの虎



 青春時代はいつまでか

誕プレに猫グッズをもらったりすると「違うの!私が好きなのは古代魚と深海魚なの!」と内なる自我が主張する。猫は拾っただけで、今でも肺魚を飼いたいという願いは捨てていないのですよ。ただ水棲生物は引っ越し時に困るので踏ん切りがつかないだけである。なら水が入っていない水槽で飼えるものならいいんじゃないか?私は両生類はダメですが爬虫類は全般大丈夫です。というかヒョウモントカゲモドキやアオジタトカゲは前々から触りたいと思っていた。悪友Aから誘われた爬虫類カフェにうきうき同行し爬虫類各種を触り倒した結果、アオジタちゃんはもちろんいいけどヘビが思わぬ魅力を放っていて素晴らしかった…。大きいのも小さいのも素晴らしかった…。写真を載せられないのが残念です。動物園では触れないもんなあ。

MBSラジオ「それゆけ!メッセンジャー」を遡れるだけ遡って聞いている近況。これ聞いてるとつくづく思うのですけど、私たちが子どもの頃夢中だったお笑い芸人ってジャリズムやメッセンジャー、千原兄弟みたいなワチャチャ世代なんですよね。今40代半ばの人たちがほとんど欠けることなく(解散はあるにせよ)芸人として東西で生き残っている、というのは恐ろしいことだと思う。
水玉れっぷう隊のケンは容姿の劣化が激しく境遇も悲惨で東京で食いつめていて、でも相方のアキはまだ小奇麗なのでそこそこ仕事があって、しかも東京でマンションを買って家族で暮らしているため東京を離れられない。という話から、パラが「もうケンだけ大阪帰ってきたらええねん」と。大阪では華がなくても見た目が汚くてもおもろかったら何とかなる。貧しくても食えなくても、ブタ箱に入ったことがあっても周りは面白がってくれる。芸人が面白がればラジオやテレビで波及する。人柄がよければ先輩の助けで食っていける(だからりあるキッズ長田はああなった)。芸人が悲惨であることは「笑たったらええんや」の精神でおもしろがるべきなのに、東京にいるとその感覚が薄れていく。大阪に移植したい東京芸人が今次々解散発表していっているの、ほんとどうにかならないだろうか。

2014年11月30日(日)



 そのためにならそのためになら

けっきょく土曜は池袋に行ったんですけどね、初の池袋演芸場。珍しく昼夜入れ替えなしの上席に行ける日程だったため。笑三師匠と南なんさんと遊雀さんが出てて非常に得した気分でした。地味だけど、客入りよくないけど、私は芸協のほうが好きだ!
米丸師匠と並んで最高齢(89歳)の笑三師匠は悋気の火の玉。例によって同じところを何度も堂々めぐり、嫁と愛人が呪い合って相討ちで死んだくだり(※超重要)を抜かしたような気がする。マクラから入りくらいまではすごくしっかりしてるのになあ。しかし徐々に「これはこれでまあいいのかな?いいかも?」という気持ちになってきました。国立演芸場じゃあるまいし。
南なんさんは艶笑話。やっぱり死神のインパクトが強すぎて、笑いより恐怖を求めてしまう。遊雀さんの熊の皮は絶品でした。ほかほかした。落語のパターンにはご隠居や医師が裏表のないあほが来るのをしんそこ楽しみにしていて、暴言を吐かれながらにこにこしている、というのがあって、私はこれがすごく好きである。あと可龍さんがよかった気がする。

翌日曜は高校時代の吹奏楽部定期演奏会があったのでふらっと見にいく。うちの学年はなぜかやたらOB・OGバンドに入団しており、客席がにわか同窓会状態に。決してうまい学年ではなかったのになぜだろう、子ども2人が幼稚園以上になって、ようやくで入団した子とか。すごいな。青春、なんだろうな。

2014年11月11日(火)



 振り返らず街道をゆけ

尼神インターが更におもろなっとる...!(現在進行形)
久しぶりのテレビで漫才維新をみています。漫才番組はだいたい関西ローカル。

最近radikoプレミアムがはかどりすぎてほぼテレビを見なくなってしまった。日本シリーズも最初テレビで見出したんですけど、当然のように阪神びいきの実況中継なので勝ってすらイラっとする。KBC(九州の放送局)で聞くと一体感が味わえるためノンストレスです。
全国のみんなもradikoプレミアムに入って「それゆけ!メッセンジャー」を聞くといいよ!最近これが一番おもしろいラジオなのではないかと思いはじめました。

この秋は多忙の上をゆく忙殺。月・水・木・金と4つ〆切りが入ったときはほぼ立ちPCで原稿書いてた。立ったままだと眠気が来ないのでよい。人間らしい生活が睡眠→食事→風呂の順で削られてゆき、10月末くらいに気持ちがプツンと切れてひとり城崎温泉に旅立ったりしていました。もう年内はゆるい仕事しかしたくない!ということで依頼をざくざく断っている。友達とあそぶ予定もバンバン入れている。もう10年以上「文学っぽいもの」を遠ざけてきたけど、少しずつ自分の身のうちに戻しはじめている。
とりあえず週末の東京取材では神保町とひさびさの末廣亭。あとどっかで中井英夫展がはじまってた気がするんだけど、どこだったっけ...。

2014年11月07日(金)
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