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■ 僕らはとりあえず雨宿りをやめた
犬の心！
大舞台でたくさんの笑いをあびて、ダウンタウンの前でちゃんとウケててなんだか泣きそうになった。報われてよかった。いけや嫁もよかったね！いつかのカリカオールで、いけやさんいないのに楽屋で大トラになって芸人に絡んでた嫁さんを思い出す。あのあと娘さんが生まれたのか、そうかー。
しかし犬の心のコントに触れていなかった約２年の間に、またえらい芸風を変えたなあと思う。味付けが変わったというか、ターゲットを絞ったというか。東の劇場の客層に合わせたのかな。たしかにそのほうが掴める客は濃くて深い。リバーシブル」でも「同人誌」でも「京アニ」でも、あああと１本目の構造自体も、カルチャーの符牒による共犯的な笑い。それはそれで全然いいと思う。本来その方向性で受けるコンビだったろうし。
でもな、犬の心はな、昔カリカの家城さんが「シュールという意味では犬が一番美しい」と評したように、本来は白背景のコントができる人たちだと思う。いつかの世界のどこかである今ここ、を演じられる。単独では今もシュール一本槍のコントもやってるのかな。見に行こうかな。
ただシュール一本槍の笑いの構造では、地上波まで来ることさえできないということはよくわかった。嬉しくもあるし悲しくもある。それはライスが抱えているものにもつながるかもしれない。
しかしこの審査方法って、点数差にあんまり意味がないよね。というか１点のなかに多くのものが含まれすぎていて、しょせん比較のグラデーションなので、本当はもっとどんぐりの背比べなんだと思う。だからラブレターズ、腐るな！
あ、あとラブレターズで思い出した。
ANN0でラブレターズが話してた、社長（つまりシティボーイズ所属事務所社長）が事務所コントライブにたびたび出る犬の心をいたく気に入り、「うち来ないかな」「KOC出場祝いの席に犬の心も呼んでやれよ」と引っこ抜こうとしていた話があったかくて好きです。たぶん社長は犬の心が積年の吉本所属って知らない。オードリーがよく話すケイダッシュの社長さんといい、なんか大人物っぽくていいよねえ。
2014年10月13日(月)
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